もう読んだ?アニメ好きにおすすめの「架空戦記小説」トップ10

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今回は「架空戦記小説」の個人的トップテンを選んでみましたよ!

架空戦記小説が好きで、女にしてはよく読んでいるほうだと思います。

やはり幼少のみぎりにガンダムやらマクロスやらのSFロボットアニメにどっぷり浸かってしまった余波だと思うんですが・・・・

あまり難しすぎない「ちょうどいい」感じの戦記小説は、読んでいると幸せを感じます。

純粋にドキドキわくわくします。別に戦争が好きなわけではなくて、冒険小説を読むときと同じ高揚感で読んでるんですよね。

そこにちょっと恋愛要素なんかもからめてもらえると最高です!

なんせフィクションですから!

今回はアニメと親和性がありそうなものをジャンル広めにピックアップしたので、ごった煮感が強いかも知れませんが、気になったものがあったらぜひ読んでみてください。

歴史小説っぽいものから現代戦もの、SFも交じってます。

それではおすすめの「架空戦記小説」トップ10を

カウントダウン!!




第10位 アウトニア王国奮戦記 でたまか

カネなしコネなし色気なしの帝国のビンボー貴族。それがぼく、マイド・ガーナッシュ。士官学校を卒業し薔薇色の未来にいざ出陣♪……のはずが! なぜか!! 配属されたのは宇宙の果ての果ての果ての果ての(以下略)惑星国家アウトニアだった。ほのぼのした国民風土にして、その艦隊は宇宙一へなちょこ。しかもぼくは、その最弱艦隊を指揮して強大な敵に立ち向かわなくちゃならないのだっ!! 痛快ポップビート・スペースオペラ、始動!

まずはこれ!ライトなスペースオペラの決定版でたまかシリーズです!

鷹見 一幸先生の初期の傑作ヒロイック・スペースオペラ。

しばらくAmazonで買えない状態になっていたんですが、どうやらKindleで復活してくれたようです。やったね!

これ、ライトで楽しい宇宙戦記モノとしては会心の面白さです。

一見そうは見えないけど驚異的な軍才を持つ若者マイドが、悪知恵をフル回転させて大活躍!

難しい設定や兵器はそれほど出て来ないので、スペースオペラ初心者にも分かりやすくておススメです。

文章もくだけていて、ライトノベルと言ってしまっていいと思いますが、戦いの描写や作戦のアイデアなどはかなり本格的。寡兵で強大な軍を苦しめる卑怯な戦術の数々が痛快で面白すぎます!

そしてもちろん、戦時下の若者たちの恋愛模様が満載!ドキドキしながら読めます。

続編の『アウトニア王国再興録』も含めたKindle全巻セットも。

恋に戦いにどっぷり身もだえしたい人はこちら!

第9位 アルスラーン戦記

 
猛勇なる騎士軍団を誇り、不敗の国王が君臨するパルス王国。蛮族ルシタニアとの戦いでも、その勝利を疑う者はなかった。だが、味方の裏切りから、軍団は一日にして崩壊。王国は滅亡してしまう。からくも生き残った王太子アルスラーンは、勇者ダリューンや軍師ナルサスらとともに故国奪還を目指すが…。壮大な歴史ファンタジー・シリーズ第一弾。
 
田中芳樹の傑作ヒロイックファンタジー。
 
ペルシャ王国をモデルにした架空の王国「パルス」を舞台に繰り広げられる、冒険活劇&戦記モノ&統治モノ&復讐劇&・・・・とにかくいろんなおもろい要素が入り過ぎている!
 
なにかのインタビューで、田中先生は自分なりの「君主論」を書いてみたいとおっしゃっていました。
 
だけあって、「王者とはなにか?」「王とはどう振る舞うべきか?」という命題が主人公に思い十字架となってのしかかっています。
 
この苦悩する美少年アルスラーンと、それを支える最強の家臣たちの心温まる関係性も見どころ。アルスラーンは部下に恵まれていますね。
 
がんばれアルちゃん!
 
 
今はなんと言っても荒川弘さんの漫画版が大注目されていますが
 
 
原作小説もぜひ読んで欲しい!
 
小説はもう少し硬派なイメージですかね。
 
流浪の王子・アルスラーンの周りに集う家臣たちのキャラクターが最大の魅力で、田中先生は本当にキャラ造りの達人だと感服しますよ。
 
 
そういえば昔、角川映画でアニメ化されていて、これも絵が美麗で好きだったなぁ。
バブルの置きみやげ的なアニメ映画ですね。
 

 
 
唯一の欠点は、いつ完結するんだろう?ってことですね。
(;^ω^)
 
 

第8位 女帝の名のもとに

 
 
 テラ航宙軍探査艦〈オーロラ〉は、植民可能な惑星を探すミッション中に異星の知性生命体と遭遇した。だがこのファースト・コンタクトは、最悪の結果に終わる。戦いと勇猛さに至上の価値を置き、これまで多くの異星種族を滅ぼしてきたクリーラは、人類を新たなる戦いの相手に選んだのだ! 銀河にその版図を広げつつあった人類と、女性のみがあらゆる分野で文明の担い手となっている異星種族との壮絶な戦いを描くSF巨篇、開幕! 
 
最近読み始めたSFモノですが、思わずのめり込んでしまいました。
 
好戦的な異星人との戦いがメインで、白兵戦(接近戦)の描写が多いです。敵側のほとんどが女性。女性が圧倒的に強い種族なんです。女性がみんなマッチョで賢い!ちょっと人類の先を行ってますね。
 
彼女たちの社会構造はどうなっているのか?どういう哲学を持って人類に挑んできているのか?ひとつひとつに彼女たちなりの思想があり、深い歴史を感じさせてくれます。読んでいると思わず考え込んでしまう。
 
敵側の異星人の設定が面白すぎて、続きが気になって仕方ないシリーズです。
 
まだ続巻中なのでこの先どうなるか目が離せない!
 
 

第7位 孤児たちの軍隊

 
 
西暦2040年、木星の衛星ガニメデに前進基地を築いた異星人からの攻撃を受け、人類は滅亡の危機に瀕していた。この危機を回避すべく、ガニメデ派遣軍が結成された。その中核は、敵の無差別攻撃により両親を失った一万人の兵士たち。彼らは強大な敵に敢然と立ち向かう!
そのリアルな戦闘描写と戦争哲学で、アフガニスタン派遣米国軍兵士のあいだでボロボロになるまでまわし読みされ、大評判となった21世紀版『宇宙の戦士』!
 
これも鉄板でおススメ!
 
いつ映画化するのかなー?と思いつつ、まだそういう噂は聞きませんねぇ。
 
ナメクジのような異星人との生存をかけた生々しい歩兵の戦闘がメインですが、それと同時に、一般兵士たちの日常や生活などがシッカリ描かれていて、とてもリアルで面白い。
 
近未来SFなのに、出てくる兵器や装備が現代(よりもちょっと前)のアナログなものが多いので、余計にリアリティがあるんですよね。
 
作者のブートナーさんも従軍経験者だから、現場の空気をうまく再現しているのかもしれません。
 
マジで夢に見ちゃうくらい過酷な戦闘シーンで読みごたえ満点でした。
 
お話としては面白いけど、やっぱ平和が一番だわww
 
  

第6位 宇宙軍士官学校

 
 
21世紀初頭、地球は異星からの客を迎えた。その来訪を機に、人類は自らがひとつの種であることを自覚し、地球統一への道を歩みはじめた。だが、銀河文明の一員となって高度なテクノロジーを無償供与される見返りは、適応能力にすぐれた子供たちを、戦士として提供することだった!? かくて、まず純真な子供たちの教官となる最優秀な人材が選別され、特別士官候補生として巨大ステーション〈アルケミス〉に集められたが……。
 
10位に選んだ「でたまか」の作者、 鷹見 一幸先生の近年のロングセラー!!
 
 
ジュブナイル作品という触れ込みですが、なかなかどうして、世界観と設定は凝っていて面白いです。
 
異星人によってもたらされたハイパーテクノロジーと引き換えに、人類は宇宙規模の永遠に続く争乱に巻き込まれていきます。
 
「アロイス」と呼ばれる美形の異星人に導かれるままに、子供たちは来るべき宇宙戦争に備えて「宇宙軍」を担う人材として訓練を開始!
 
キャラクターや会話はライトノベルやアニメのように砕けているので読みやすいし、まさに私が求める「ちょうどいい」SF戦記モノ。好みですね。
 
そのうちアニメ化してくれることを切望しています!
 
絶対にアニメ映えするキレのいいアクションシーンの数々、そして壮大な宇宙戦争(の準備)の描写・・・・
 
さあ、アニメ化はいつだ!? 
  
 
 
こちら第一部にあたる「スカウト」の全巻セット!
宇宙軍士官学校―前哨― 【全12巻 合本版】

  
 

第5位 マージナル・オペレーション

 
 
 
30歳のルーキー、戦場に立つ!
30歳のニート、アラタが選んだ新しい仕事(オペレーション)、それは民間軍事会社──つまり、傭兵だった。住み慣れたTOKYOを遠く離れた中央アジアの地で、秘められていた軍事的才能を開花させていくアラタ。しかし、点数稼ぎを優先させた判断で、ひとつの村を滅ぼしてしまう。
モニターの向こう側で生身の人間が血を流す本物の戦場で、傷を乗り越えたアラタが下した決断とは──?
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が贈る、新たな戦いの叙事詩(マーチ)が、今はじまる!
 
 
これも超面白いシリーズ!
 
コミック版が大人気ですが、私は圧倒的にノベル派です!
 
 
とにかく文章が凄いんですよ。
 
一見ラノベのようにさらさらと読んでしまえるんですが、非常に洗練されていて視覚解像度が高い文章。その場の匂いや雰囲気や人々の息づかいが感じられるんですよね。
 
一人称の映画を観ているような感覚。
 
 
もう、後半は詩を読んでいる気分になりました。
 
 
とにかくジブリールが可愛いっ!!!!
 
  

第4位 機動戦士ガンダム 第08MS小隊

 
 
 
『機動戦士ガンダム第08MS小隊』のノベライズですが、むちゃくちゃ面白いです。
アニメとはストーリーも雰囲気もだいぶ違っていて、アニメを観た人も別物として楽しめると思います。
 
数々の名作アニメに携わっているアニメ脚本家の大河内 一楼さんが書いています。
 
飽きさせない展開と深みのあるセリフ・・・・さすがです。
 
アニメのノベライズは、わりと傑作が多いんですよね。 
 
主人公シロー・アマダの内的成長が嬉しい物語です。過酷な戦場でどう振る舞うべきか苦悩する彼は、すごいスピードで「男」になっていきます。
 
理想が高く、現場に出てからもその理想を捨てきれないシローが、矛盾だらけの「戦争」という凄惨な現象を通してたどり着いた答えとは・・・?
 
是非、小説でシローの胸の内を堪能してください。
やっぱこの物語は愛、愛ですね。
 
(≧◇≦)
 
 

第3位 皇国の守護者

 
 
 
氷雪舞う皇国北端の地に、鋼鉄の奔流が押し寄せた。圧倒的軍事力を誇る帝国軍怒濤の進撃に、皇国軍は為す術もなく潰走する。殿軍を担う兵站将校・新城直衛中尉は、死力を尽くして猛攻に立ち向かうが――!? 真の「救国の英雄」の意義を問う大河戦記、開幕!
 
 
第3位は熱狂的なファンを持つ人気シリーズ 「皇国の守護者」!
 
けっこうマッチョ系というか、重厚で男臭い描写が多いですが、慣れるとすごく面白い。
 
なにしろセリフが熱い!熱すぎる!
主人公・新城のカッコいい名言の数々に痺れますよ。
 
そして敵を欺く奇策の数々が読んでいて痛快です。
 
 
 架空戦記ものと言えば、第二次大戦のIFを描いた軍国シミュレーションの路線がありますが、そっちの雰囲気に近いかも知れません。帝国軍人の心意気ときっぷの良さ、勇敢さ、そういった姿は「皇国の守護者」の登場人物たちにも見受けられます。
 
 
救国の英雄に成長していく新城直衛の一代記として描かれていますが、ほかの登場人物もひとりひとり丁寧に書き分けられていて、キャラの存在感が凄い。
 
 
世界設定も個性的で素晴らしく、特に敵国である「帝国」の設定はロシアのロマノフ王朝がモデルと思われますが、帝国軍人の自由な気風や義理堅さなどが非常に魅力的。
 
周辺国の侵略に怯える架空の「皇国」は、現代日本の今の視点から見てもあながち他人ごとではないリアリティを持って読者に迫ってきます。
 

第2位 銀河英雄伝説

 

 
 
 数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類は、銀河帝国と、自由惑星同盟の二国に分かれた。
この二国家の対立は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘が繰り返されてきた。そして、宇宙暦8世紀末、ふたりの天才の登場によって歴史は動く。「戦争の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「黒髪の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。ふたりは帝国軍と同盟軍を率い、何度となく激突する。
 
 
 
 
これを入れるのはちょっと大人げない感じはしましたが・・・・
 
でもやはり一番情報量の多い小説が素晴らしく面白いので読んで欲しい!
 
もはや殿堂入りの名作『銀河英雄伝説』です! 
 
 
コミック版も今、新シリーズが熱い!絵が美麗で面白いですよ。
 
 
そういえば新アニメシリーズが始まるらしいので楽しみ!
絶対観よう。
 
アニメ版についてはこちらの記事もちょっと触れています。
 
関連記事:
 
 
昔から好きすぎる作品なのでいろいろ語りたくなってしまいますね。
 
(*^^)v
 
まあでも大人げないですよね。
なにしろ伝説ですから。 
 
 

第1位 彷徨える艦隊

救命ポッドの冷凍睡眠から目覚めたギアリー大佐は愕然とした。なんと救出されるまでに百年がたっていたのだ。しかも、わが身を犠牲にして味方を脱出させた軍神にまつりあげられている始末。そんな彼に与えられた任務は、敵の本拠星系に攻めこんだものの大敗し、満身創痍となった艦隊を、司令長官として無事に故郷へと連れ戻すことだった! 周囲を埋め尽くす強大な敵艦隊を前に、はたして彼がとった驚くべき奇策とは……!?

現在の私のおすすめナンバーワンの架空戦記モノは、SF大作

『彷徨える艦隊』

です!

バリバリのハードなスペースオペラですが、あまり構えないでまず一巻を読んでいただきたい。展開の早いストーリーテリングに飲み込まれるように読んでしまいますよ。

絶対絶命のピンチ・ピンチ・ピンチの連続を、主人公たちがさまざまなひらめきと知恵で潜り抜けていく、超エンターテイメントなシリーズ。

宇宙戦艦の小規模な艦隊戦が物語のほとんどを占めていますが、これがリアルで緊張感があって読み応えあるんですよね・・・・

ハード気味のSF作品なのでちょっと設定やガジェットがマニアックですが、分からないところは飛ばしても大丈夫。とにかく緊張感のある物語に着いていきたくなること請け合いです。

架空戦記モノで週末を熱く過ごそう!

架空戦記モノは巻数が多くて長期連載の作品が多いです。

おかげで長く楽しめますが、ハマると夢中になってしまいますのでお休みの前日あたりから態勢を作っておくといいかも知れませんね。

(手元にお菓子、飲み物、枕、毛布、などが私の長時間読書セットです)

一人で部屋に閉じこもって本の世界にトリップするのってほんとに幸せですよね。

現実に戻ってくるのがちょっと億劫になるときもありますけど・・・・

(;^ω^)

それではみなさま、良き読書ライフを。