こんにちは、バキ子@bakikomanです。
新築で平屋の住宅を建てることになりました。
せっかくなので、自分の頭の整理も兼ねて
新築平屋のメリット・デメリット
をまとめました。
ハウスメーカーさんを回って
住宅のプロから直接聞き取りした内容
なので、
平屋の戸建て住宅に興味のある方は
参考にしてみてください。
目次
そもそもなぜ平屋を建てたいのか?
そもそもどうして平屋を建てるのか?
というと、我が家の場合は単純に
ちょっとでも
建築費を安くしたい!
という考えからです。
(;^ω^)
住宅メーカーに行ってざっと見積もりを取ってみると
だいたいの建築費用が分かるんですが、
同じ床面積で、
1階建てと2階建てを比較すると、
1階建て(平屋)のほうが
100万円~400万円ほど費用が安くなる
事例が多いようなのです。
床面積が同じなら、
そもそも1階建ての方が建築資材が少ないので
単純に安くなるのは当然と言えば当然ですね。
(もちろん床面積の広い広々とした平屋住宅を建てるつもりなら2階建てよりも高くつきますが、ここで想定しているのは、せいぜい20~25坪の小さな平屋です)
規格住宅をメインに販売している住宅メーカーだと、2階建てのほうが安くなる場合もありますが、これは例外と思っていいでしょう。
(規格住宅というのは、あらかじめ決められたプランがあり、その範囲内で間取りや内装を選んでいくタイプのカタログ住宅です)
それでは平屋住宅のメリットとデメリットをまとめていきます。
平屋住宅のメリット
まずは平屋のメリット5つご紹介します。
平屋住宅のメリット5つ
メリット1.地震・揺れに強い
2階建て住宅よりも圧倒的に強みなのは耐震性の高さ。
建物自体の重心が低いため、
構造的に揺れや暴風雨に強い造りになっています。
倒壊・半壊のリスクはかなり低くなります。
メリット2.熱効率がいい
平屋というとキュッとコンパクトなイメージですが、
コンパクトだということは、
つまり冷房・暖房費用が安く済む
ということ。
特に間仕切りの少ない平屋の場合はエアコン一台でも快適に過ごせます。
例えばLDKの隣に5帖のフローリングをひと部屋配置した場合、ファンヒーター一台で過ごすことも可能です。個別のストーブを持たなくてもいいので省エネできます。
メリット3.掃除が簡単
広い家って、ようするに掃除する場所も広いってことですよね。
2階建てだと、掃除するのに階段上って、
掃除機かけてまた降りて・・・・
というのを毎日やる破滅になります。
お掃除好きな人ならいいんですが・・・・w
平屋は面積が狭い分、掃除も短時間で終わります。
実は私が平屋のお家にしたかったのは、これが最大の理由です。
(;^ω^)
メリット4.家族同士の距離が近い
平屋はコンパクトなので、
自然と家族間のコミュニケーションがとりやすくなる、という利点があります。
たとえ別の部屋にいたとしても、距離が近いので存在を意識しやすいです。
ただし、思春期のお子さんにとっては
ある意味デメリットと言えるかもしれませんね。
メリット5.階段が存在しない
階段が無いということには2つメリットがあります。
A.階段の上り下りが無いので生活導線・移動が短い
歳を取ってからの階段の上り下りは辛いですよね。
例えば80歳を過ぎて毎日掃除機を持って2階に上がる姿は、
ちょっと想像したくない・・・・w
平屋の場合はその点を心配することはありませんね。
基本的に生活の導線が短くて済みます。
B.本来階段になるはずのスペースを有効活用できる
これは生活している分には意識できませんが、
お家の設計段階でオトク感を得られる点です。
2階建てだと、「階段になるスペース」は物入れくらいしか活用方法がありません。
その階段スペースが全く無ければ、ほかのことに使えます。
(例えばキッチンの収納とか、物入れスペースとか)
LDKを1、2帖広くとることもできるかも知れません。
間取りによりますが、階段のスペースは案外バカにならない空間なので、できればほかのスペースとして有効活用したいところですね。
平屋住宅のデメリット
次に平屋のデメリット5つです。
平屋のデメリット5つ
デメリット1.部屋数が少なくなりがち
限られた面積の中、1階建てでレイアウトするとなると、
どうしてもLDK(リビング・ダイニング・キッチン)
以外の個別の部屋が犠牲になります。
部屋数を少なくするか、
ひと部屋ずつの面積を狭めるか
の2択にならざるを得ません。
仮に20~25坪の平屋を想定するとなると、
1LDK、もしくは2LDKくらいがせいぜい。
「子どもが多いのでとにかく部屋数が欲しい」
という場合は、ギリギリ3LDKのプランも探せばありますが、
ひと部屋ずつがかなり小さな作りになってしまう可能性が高いです。
デメリット2.周囲の環境によっては陽当たりが悪くなる
家を建てる周囲の環境によりますが、
近所にマンションなどの大きな建物がある場合、
1階建ての平屋だと陽当たりが心配になります。
隣同士の土地間隔が狭い密集地だと、
なおさら陽当たりの確保が難しいでしょう。
陽当たりを重視するとなると、当然、
1階建てよりも2階建てのほうがおすすめです。
平屋を建てる場合には、
土地の広さや周囲の建物の高さ
を考慮に入れる必要があります。
デメリット3.将来的に狭く感じる可能性がある
家を建てる時点での家族構成と、
10年後、20年後の家族構成が同じとは限りません。
やっぱりスタンダードな2階家屋にすればよかった!
と後悔する可能性も無きにしも非ずです。
家族が増えたり、子供が大きくなって家が狭く感じるようになった、
という声もよく耳にします。
コンパクトな平屋を建てる際には、自分たちのライフスタイルや人生設計、子供の成長なども考慮に入れて、慎重に間取りを考える必要があります。
デメリット4.家族間のプライバシーの確保が難しい
思春期のお子さんは親と始終一緒にはいたくないものですよね。
中学生くらいになると、なるべく親から離れて過ごしたくなるお子さんが多いと思いますが、コンパクトな平屋住宅だと、家族同士の「一人になりたい」欲求を満たすハードルが高くなります。
ただし、これは間取り次第で解決可能。ご家族の人数にもよりますが、子ども部屋という形で、ひと部屋ふた部屋、一人でいられる空間を作っておけば大方は問題ないと思われます。
デメリット5.新築の平屋は意外と目立つ
今時分、住宅地にはまだ圧倒的に2階建ての住宅かアパートが多いです。
わざわざ新築で平屋を建てる人は、まだ少数派なんですね。
新築で平屋を建てると、
それだけでかなり目立ちます。
奥まっている土地ならいいですが、大通りに面した場所にあると、通りを歩く人にじろじろ見られることが多くなるそうです(ハウスメーカーの営業さんに聞いた話)。
メリット・デメリットを考慮に入れて平屋を建てよう。
以上、新築で家を建てる際に知っておきたい
平屋住宅のメリット・デメリット
を紹介しました。
住宅メーカーをさんざん回って、平屋にする際のいいところ・悪いところを聞き取りすると、だいたいこのあたりの話になります。
住宅のメリット・デメリットは表裏一体になっていることが多いです。
こちらの長所をとれば、別の短所を引き受けることになりがちです。
だから2階建てと平屋、どちらがいいかというよりは、自分たちの生活スタイルを客観視して、どちらが自分に向いているのかをイメージすることが肝心だと思います。
私自身も手探りで家づくりを進めているところですが、
同じように平屋か2階建てか、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
まぁ、我が家はこれらのメリット・デメリットを考慮した上で、
コンパクト平屋を建てることになると思います。
平屋に特化したハウスメーカーは少ない
ここからは余談です。
これはデメリットと言えるのかもしれませんが、
コンパクトな平屋住宅のプランを豊富に持っている住宅メーカーさんは非常に少ないです。
平屋のプランがあったとしても、1種類か2種類か・・・・
というのが現状です。
10以上のハウスメーカーさんの話を伺いましたが、
まだ昨今の平屋ブームに乗り切れていないのが現状とのこと。
いくつかのハウスメーカーさんに新築平屋の見積もりを取ってもらったときの記事はこちら。
コンパクト平屋の概算の参考になると思いますので是非どうぞ。
平屋にも強いコンパスホームがおすすめ!
私が探した中で、
一番コンパクト平屋に特化した規格住宅プランを用意しているのは
コンパスホーム
ですね。
だいたい22~30坪程度の規格住宅のプランが多彩な業者さんです。
(もちろん2階建ても種類豊富)
コンパスホームは岩手が本社のメーカーさんですが、日本住宅株式会社という賃貸住宅をメインに手掛けている大きな会社の建売部門。
大きな会社なので、資材を一括購入して安く仕入れることができるそうです。
おかげで建築費も安く抑えられるし、我が家の候補にも上がっています。
費用を抑えたいなら【ZERO-CUBE】がおすすめ!
2階建てでも圧倒的に安くてお得感があるのは、
ゼロキューブ
ですね。
箱形のデザインがシンプルでカッコいい。
実用性重視な見た目がけっこう私好みです。
我が家も2階建てにするならここに決めていたかも。
ちなみにゼロキューブにも
「KAI ACT1」
という平屋のプランがあります。かなりイケてるのに安い!
ちょっと部屋数が少なかった(「KAI ACT1」は2LDK)のでウチでは候補から外れましたが、夫婦と子ども一人くらいなら、このプランでも十分だと思います。
平屋住宅に強いメーカーさんがまだまだ少ないようなので、
おすすめを2社、ご紹介してみました。
それではまた。
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