全国に3,000か所以上あると言われる熊野神社。
その総本山とされる
【熊野本宮大社】
に行ってきたのでレポートします!
近年いわゆる「パワースポット」巡りが流行っていますが、考えてみれば大神社の本宮ほどのパワースポットってなかなか無いですよね。スピリチュアルな方面には詳しくないんですが、そういうのに疎い私でも
「なんかパワー感じるわ・・・・」
「よくわかんないけどスゲェ場所だ・・・・」
と思えるほどの観光スポットでした。
(;・∀・)
参拝の手順・方法などは公式HPに譲るとして、主に写真と感想重視でざっくりと魅力を語ってみたいと思います。
熊野神社本宮大社 公式HPはこちら。
神社そのものも美しいんですが、雰囲気というかロケーション(景色)が素晴らしい神社なので、行ったことのない方は是非一度、訪ねてみてください。
目次
熊野本宮大社ってどこにあるの?
熊野本宮があるのは和歌山県田辺市本宮町。
googleマップで調べるとこのあたり。
大きな国道168号線沿いにあるので、わりと分かりやすい場所。
紀伊山地のただ中ですが、本宮大社周辺は盆地のように開けています。
あまり山奥、という印象は受けません。
国道168号線からの景色はこんな感じ。
行くまでの道中はかなりの山あい。
でも道路が立派なので、グネグネした山道はほとんど無く、楽にドライブできます。
この時は168号線の北側(十津川村)から入りました。
熊野本宮大社、到着!
本宮大社の大鳥居前。
品位を感じさせますね。
観光スポットになっているので、広い駐車場があります。
大阪や奈良からだと、ロングドライブには丁度いい距離。
雨降りの平日でしたが、それでも多くの観光客が訪れていました。
鳥居をくぐると整然とした参道。
さすが、日本屈指の大神社。
手入れが行き届いていますね。
社殿まで石段を登る
御社殿へ続く石段が見えてきました。
杉並木に囲まれた石段を登ります。
全部で158段あるそうです。
158段・・・・意外と疲れる。
登りきると社務所が見えてきました。
社務所、拝殿、そして社殿で参拝
立派な社務所。
ここでお札やお守りなどを購入できます。
やはり八咫烏(やたがらす)のグッズが多かったですね。
こちらが拝殿前。
この奥にお祈りをささげる御社殿があります。
御社殿は撮影禁止だと思っていたのですが、
近くの宮司さんに聞いてみると
「ちょっとくらいならいいですよ」
とのこと。
ではお言葉に甘えて一枚だけ・・・・
パシャリ。
シンプルで美しい建物。
黒・茶・金の潔い3色。
伊勢神宮もそうですが、余計な装飾はほとんど無いんですよね。
派手さはまったく無いのにフォルムと配色の美しさだけで魅せられてしまう不思議な社殿でした。
神社の横に「熊野古道」が通っている!
参拝を終えて降りようとしたらこんな看板が。
え!熊野古道!?
あの世界遺産の?
なんと、熊野神社本宮のすぐ横に、熊野古道が走っていました。
厳かな石段!!
つーか歩きにくっ!
そうか・・・・考えてみれば熊野古道って熊野三山に繋ぐための道だから、本宮に道があるのは当然ですね。気づかなかったです。
せっかくなので憧れの「熊野古道」をちょっとだけ歩いてみました。
ハラショー!!
感激です。雨降ってるけど。
いつか本格的に歩いてみたいけど・・・・
時間が無いので10分だけ歩いて「熊野古道行ってきた!」ことにします。
別にウソじゃないもん。
神社内におしゃれなカフェあり。
これも驚いたんですが、神社の敷地内におしゃれなカフェがありました。
インバウンド対策でしょうかね?
参拝の後にコーヒーを飲むのもなかなかオツなものですね。
神社とカフェ。モダンな組み合わせですね。
「瑞宝殿」というコンクリート造りの建物の一角だそうです。
他にもお茶屋さんやお土産屋さんも併設されていました。
実は平成23年の大水害の時、このあたり一帯は洪水の被害を受けて旧瑞宝殿もめちゃくちゃに壊れてしまったそうです。そのあとに建設されたのがこの建物。どうりで新しく整備されていると思いました。
熊野は古来より「よみがえりの地」とされていますから、災害からこうして復興した瑞宝殿は、復活のシンボル的な場所になっているような気がします。
徒歩で大斎原(おおゆのはら)へ。
本宮を離れ、今度はそのまま徒歩で「大斎原(おおゆのはら)」に向かいます。
「日本一大きな鳥居」として有名なところですね。
けっこうすぐそばにある・・・・
っていうか、見えてるよ!
国道から丸見えでした。
ていうか本宮に行く前から見えてたし。
デカいし。
本宮からは徒歩で5分~10分ほどでした。
この大鳥居が見たかったんですよ。
パワースポットで何かを感じているわが夫。
早く行こうぜ! とはしゃぐ夫。
よく見ると、中央の御紋は金色の八咫烏(ヤタガラス)じゃないですか!
近くで見ると、本当に大きい・・・・
迫力満点です。そりゃパワーもスポットするわ。
鳥居の周辺は一面田んぼ。
真夏に行くと草原のようです。
大斎原、撮影自粛。
この鳥居の先が「大斎原(おおゆのはら)」なんですが、ここは撮影はあまり好ましくない霊場ということなので、撮影は自粛しました。
感想としては、整備の行き届いた自然公園のような。
ゆっくり散策できるほど広いです。
中には本宮ほど立派ではないですが社殿があり、参拝できます。
なんでも明治の水害で流されるまでは、ここに熊野神社本宮があったんだそうです。つまり、旧熊野本宮跡地。今の高台に移転したのはその後のことなんですね。
喫茶店で一服。
大斎原を参拝し、車まで戻ります。
雨がやんで、低く垂れこめた霧が雲のようにあちこちに。
期せずして神秘的な雰囲気に・・・・
戻る途中、雰囲気のいい喫茶店「きっちん」さんを発見。
喉が渇いたのでちょっと一服することに。
アイスコーヒー。
こちらは紫蘇ジュース。
甘酸っぱくておいしい!
こういうイイ感じの喫茶店や食事処が近くにあるのも、観光地としてはポイントが高いですね。旅行って、お土産もいいけど、その場で飲んだり食べたりするのが醍醐味です。
神社めぐりはミーハー気分でOK!
私自身はとくに信心深くも無いし、そもそも無宗教だし、神社仏閣にそれほど興味があるわけでもないのですが・・・・
「総本山」
という言葉に弱いわけです。
(^O^)/
えっ!?総本山?
ってことは中枢ってこと?
なんかカッコイイ!
(≧◇≦)キャー
えっ!?日本一!?なんか凄くない!?
(≧◇≦)キャー
こういうミーハーな気質なのです。
真面目に参拝を考えている方には申し訳ないのですが、
ただただお楽しみ観光気分でやって来ました。
(この後、調子に乗って三重県伊勢市の伊勢神宮にも行ってきました)
だって熊野神社の「総本山」ですよ?
チャンスがあったら行ってみたいですよね?
けれど、実際に参拝してみると、なんて心の安らぐことでしょう・・・・
これは自分でも意外な発見でした。
やはり霊験あらたかな神社というのはイイですね。
神様のパワーというよりも、その神域を作って維持している人々のパワーに感動するんですよね。とくに熊野本宮はたびたび酷い水害にあって生活も大変でしょうに、神社はしっかりと復旧してリニューアルして維持されている。この事実が凄い。
だって全部、人が作っているんですよ。
大昔から。こんな山奥に(失礼)。
そんで全国各地から参拝者が続々やってくるんですよ。
パワースポット、というのは、単純にスピリチュアルなことが起こる場所というだけではなくて、そこに何らかの意味を与えた「人」とそれを信仰する(あるいは面白がる)「大勢の人」の現実的な努力や好奇心の積み重ねが思念として残ってる場所なのではないかしら。
熊野本宮に行って一番強く思ったことは、「信仰」というものは、そういう人々の小さな思念が寄り集まったものなのではないかな、ということでした。
真面目に語ってみましたが、
これも大神社の影響でしょう。
厳かな雰囲気を五感で感じたいならぜひ一度、
熊野本宮大社へ行ってみてはいかがでしょう。
都会の大神社とは全く違うパワーをもらえますよ!
(^O^)/
関連記事: