こんにちは、バキ子@bakikomanです。
読み始めたらたったの3分で泣いてしまった驚異のマンガをご紹介します。
それが、タイム涼介先生の
『セブンティウイザン』
という作品。
一時、SNSでも話題になりましたが、
個人的にこの作品は
「もっとたくさんの人に読まれてほしい!」
と切実に思ったので僭越ながらマンガレビューいたします!
目次
70歳で妊娠!?高齢夫婦がまさかの出産準備!
タイトルにもあるように、
このマンガのはじまりはもうすぐ70歳を迎える女性が
「妊娠しました」
と夫に告げるところから始まります。
夫の朝一(あさいち)さんは65歳で、ちょうど会社を定年退職したばかり。
夫婦には長いこと子供はおらず、退職後は妻とゆっくり温泉巡りでもしようか、と考えていた矢先の出来事でした。
嬉しいとかよりもまず、驚きと困惑のほうが大きい模様。それも当然ですよね。
でも、妊娠した当人の妻・夕子さんは、実はずっと諦めてなかったようです。
ためらいもせず「産みます」のひと言。
70歳での妊娠と出産・・・・
常識的には「ウソでしょ!?」と思うかも知れませんが、
そこの部分はフィクションなのでとりあえずご容赦w
あくまで実際にこういうことが起こったら?
というIF(イフ)の物語です。
この二人が、とっくに諦めていた妊娠・出産・子育てに奮闘していく姿を中心に、ストーリーは展開していきます。
夫婦二人の「過去」のカットバックが泣ける!
もちろん子供ができたことがお話の本筋なのですが、なにより泣かせるのは、老齢に入った二人の「過去」「歩んできた人生」がカットバック手法でちょいちょい入ってくるところ。
例えばこれは、若かりし頃の二人が「お見合い」で初めて出会う一幕。
妊娠生活や子どもが生まれた後のあわただしい生活に、ときどき自分たち夫婦が歩んできた道のりを重ね合わせつつ、「人の幸福とは」「何をもって幸せと呼ぶのか」という問いが繰り返し語られるのですね。
徐々に仲良くなっていく二人。
そして、プロポーズの一幕。
若い二人の孤独と、出会えた喜びがひしひしと伝わってくるシンプルな描写と胸に刺さるセリフ。ほんとに上手いですね。脱帽です。
もう一人の主役?愛犬「オードリー」のエピソードが泣ける!
この夫婦は望んでいた子供が出来ず、代わりにペットを飼っていた時期があるのですが、その愛犬「オードリー」とのエピソードも涙無しには読めません・・・・
まず絵が可愛すぎるのね。
子供のいなかった夫婦をうまく繋ぎとめ、毎日を充実させてくれた「オードリー」。
ただのペットではなく、夫婦二人を成長させてくれた重要な存在として描かれています。
フィクションなのですが、自分のことのように感じられる没入感。
ペットへの感謝と愛が存分に感じられる素晴らしい筆さばきです。
この「オードリー」との過去のエピソードが時々顔をのぞかせるのですが、毎回泣けてしまってどうしようもないのです。ペットを飼った経験のある人は、間違いなく涙が頬を伝うでしょう。
もう一人の主役と言ってもいいくらい、
この「オードリー」はいいところを持って行きますw
夫・朝一さんのモノローグが泣ける!
この漫画、モノローグが多いのも特徴で、この演出はハッキリってヤバいw
夫・朝一さんのシンプルなモノローグが涙腺を崩壊させてくれます。
半年前に愛犬「オードリー」を看取ってからは、もう思い残すことは無いと思っていた朝一さんが、生まれてくる我が子のために「もっと生きたい」と渇望するようになっていきます。
守るべきものを見つけた人が感じる自然な心の動きだと思いますが、
こんなにシンプルに直接的に見せつけられた漫画作品も稀ではないでしょうか。
どこにでもいる平凡な老夫婦の心情を通して、自分自身の人生をふと振り返ったり、これから先の未来に希望を見出したり、そんなさまざまな思いが去来するのですね。
赤ちゃんに向けたビデオメッセージが泣ける!
とどめは妻・夕子さんの心情が深く伝わってくる、妊娠中のビデオ撮りのシーン。
一巻に収録されています。
70歳ではじめての妊娠、ということは、つまり
誰よりも長く妊娠を待ち望んでいた
ということ。
そして他のお母さんよりも、自分に残された時間は短い、という現実も認識しています。
その心の内を、未来の子どもに向けて残す名シーン。
何度読んでも・・・・
号泣必死!!
(≧▽≦)
涙活(ルイカツ)するならまずは『セブンティウイザン』がおすすめ!
とくに理由は無くても、たまに泣きたい時ってありますよね。
泣きたい気持ちや涙というのは溜めておくと体に良くないので、適度に浄化してスッキリしたいものです。そのほうが、心身の健康にもいいという研究結果もあるくらい。
映画やドラマの感動作を観て思いっきり涙ぐみたい!
という気持ちはあっても、
「忙しくてなかなか時間が取れない・・・・」
という方もたくさんいらっしゃることでしょう。
そんな時にはぜひ、この『セブンティウイザン』をどうぞ。
誇張ではなく、ものの数分で泣けます。
何度読んでも泣けます。
騙されたと思ってぜひ手に取ってみてください。
涙腺ヤバいからwww
(^O^)/
電子書籍Kindleで読むのも手軽でおすすめです。
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