【漫画レビュー】高浜寛のマンガのクォリティがヤバすぎる

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こんにちは、バキ子@bakikomanです。

みなさん、漫画家の高浜寛さんをご存知でしょうか?

江戸モノの漫画ランキングでも少し触れましたが、

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高浜寛さんの漫画はヤバい!

クォリティーがヤバすぎる!

読んでるとブルブル震えてきます。

絵と世界観が好きすぎてもう!

漫画の好き嫌いなんて相性もあるし完全に個人的な問題なのであまり声高に言うのもどうかと思うんですけどでも言っちゃうんですけど、

この漫画家さんは

個人的にヤバいくらい惚れた

ので単独レビューさせて頂きます。

むさぼるように読んでしまった3作品を紹介!




ニュクスの角灯(ランタン)

1878年・長崎……触れた物の未来が見える 不思議な少女と、
先進と享楽の都・パリから やってきた夢の品々を巡る、豊潤なる人間ドラマ。
海外でいち早く見出され、第20回手塚治虫文化賞最終候補にも選ばれた
高浜寛が描く”明治ハイカラ・アンティーク浪漫”

現在連載中の「ニュクス角灯」が私的にドストライク!

明治時代の長崎を舞台にした、一人の少女の「労働」と「日常」と「恋」のお話ですが、

まあとにかく絵がすごい!

うまい!可愛い!

薄幸の主人公「美世ちゃん」をみているだけでうっとりしてしまいます。

雰囲気に酔ってしまってずっと読んでいたくなりますね・・・・

作品を彩るガジェット・小道具がいわゆる「ハイカラ」で溢れていて、まだ半分江戸時代の文化に浸かっている少女「美世」が洋風の絵本やモノを初めて目にし、胸をドキドキさせている描写がたまらない。

一つ一つのシーンの描き方が凄いのもあるんですが、総合的な面白さが特徴。

総合芸術と言ってもいい。

絵と演出とセリフとが有機的に絡み合っているような印象が強いです。

お話の筋は派手でもなんでもないんですが、ミュージカル映画を観ているよう。

「高品質」「ハイクォリティ」、そんな言葉が似合います。

一冊読んだ時の満足感がハンパないんですよね・・・・

ストーリーの続きが気になるというよりも、世界観に浸っていたい漫画ですね。

この明治ワールドのワクワク感、現代じゃ味わえないなぁ。

現在3巻まで発売中。特に女性には激おススメです。

四谷区花園町

太平洋戦争前夜。新宿の片隅に咲いた、小さな小さな恋の花。

昭和初期の花園町。風俗雑誌「性ノ扉」のライター・三宅至心は取材先のデッサン教室でモデルをしていた混血の娘・アキと出会う。
やがて恋が芽生え、慎ましくも賑やかな二人の生活が始まっていくが…。
「どうせ一回の人生やけん、好きな人と楽しく生きたら良かと思わん?」
 世界でその才能を認められた孤高の叙情派作家・高浜寛が新境地を切り開いた初の連載作品

こちらはちょっと大人向けな恋愛もの。

初の連載作品だったそうですが、

ハンパねぇ完成度。

桂三枝ばりに椅子からズッコケました。

参った。降参!

繰り返すようですが、この方の漫画は絵と内容が不可分ですね。

この絵だからこそ立ち上がったストーリー、という感じがします。

絵が小説で言うところの「文体」に相当するというか。

もう少し劇画調によってしまうと、男女のベッドシーンなんかが生ナマしすぎるので、絵のバランスは絶妙だと思います。

作品ごとに絵のレベル調整も微妙に変えているようにも見えますね。

 蝶のみちゆき

<世界の巨匠たちが絶賛!!>
・谷口ジロー(フランス芸術文化勲章受章作家/『「坊っちゃん」の時代』『歩くひと』『犬を飼う』『孤独のグルメ』著者)
今、最も読まれるべき漫画がここにある。知っているようで知らない時代、美しき遊女のお話。なんとも気負いのない絵と語りのうまさが際立つ――心が揺れる。高浜寛の物語表現は描く度に高まってゆく。

別の記事でも触れましたがこれは傑作ですねぇ。

絶世の美女であり、誰とでも床を伴にする遊女・几帳が、人知れず「たった一人を愛し抜く」姿を淡々と描いています。「淡々と描く」のに読ませてしまうのがこの作家の凄いところ。

遊郭のリアルな描写も細かくて、ほんとにこんな感じだったんだろうなと食い入るように見てしまいました。

(;^ω^)

几帳の純愛、生きざまが同性としてカッコよすぎるし、憧れてしまう一冊。

海外での評価が高い「高浜寛」

いかがでしょう!大天才高浜寛、興味持って頂けたでしょうか!

お手に取るのに少しでも参考になれば幸いです。

未読ですがこれも読んでみたい!

高浜寛さんは、調べてみると海外、特にフランス漫画界のバンド・デシネ界隈でずいぶん評価が高いらしいんですね。

闇の国々 」シリーズで有名なブノワ・ペータースとスクイテンが絶賛していました。

・ブノワ・ペータース&フランソワ・スクイテン(アングレーム国際漫画祭大賞 文化庁メディア芸術祭大賞 『闇の国々』著者)
本作『蝶のみちゆき』の少なからぬ魅力はヒロイン・几帳が湛える穏やかな悲しみにあり、読む者を幕末・明治の遊女の世界へと導く官能と情緒にある。
私たちは初期作品からずっと高浜寛の繊細な仕事に注目してきたが、彼女はこの作品により世界的コミック作家の最高峰へ至る新境地を切り拓いたようだ。

ついでにバンド・デシネの中心的作品である闇の国々 」シリーズを紹介。

かなり読む人を選びますが、じっくり読むとめちゃ面白い!

こんなダークなコミックがヨーロッパでは大人気なんですって。

興味のある方は是非どうぞ!

日本漫画に慣れ親しんでいると、まったくの異空間!

その表現手法の違いが面白いです。読んでるとゾクゾクします。

フランス文化レベル高っ!て感じです。

(;^ω^)