ピエール瀧の逮捕で電気グルーヴはどうなる!?音楽に罪はないんだよ。

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音楽ユニット「電気グルーヴ」のメンバーであり俳優・タレントとしても引っ張りだこだったピエール瀧さんが、コカイン使用の疑いで逮捕されましたね。

それに伴い、電気グルーヴの発表した映像・音楽・その他の作品の販売・出荷停止、配信停止、在庫の自主回収が報じられましたが、この件について、ミュージシャンの坂本龍一さんがツイッターでコメントを出して話題になりました。

完全に同意。

最近、つくづく非寛容な社会になったよな〜と気になったいたのですが、これは本当に行き過ぎだと思います。表現の自由がどんどん侵食されていく感じがする。

この電気グルーヴの作品の自主回収・販売停止騒動は、個人的にアウトだと感じたので思ったことを書いてみます。




販売自粛して誰が得するの?

もちろんピエールさんは社会的に悪いことをしました。

(あるいはしてました)

だから法的な制裁・ペナルティを受けるのは当然のことです。

きちんと罪を償ってほしいとは思います。

でも彼の関わった音楽・ドラマ・映画・その他の作品についても、まとめて社会から抹殺、というのはいかがなものでしょう?

(ちなみに私はNHKドラマ『64(ロクヨン)』の大ファンです)

ほかのスタッフさんの才能や努力、スポンサー側の経済的損失に思いを致せば、そんな単純に「自粛します!」「自主回収します!」なんて言えないんじゃないかと。

単純にさ、

誰も得しないんじゃん?

いや分かりますよ、ドラッグやってる人の音楽なんか不快だから聴きたくない、とか麻薬文化の拡散の抑止とか、そういう真っ当な意見があることは百も承知。

でもさ、不快に思うなら自分から遠ざけりゃいいし、買わなきゃいいじゃないですか?

電気グルーヴの音楽がこの世から消えたからって麻薬経済ダメージ受けます?

んなわきゃないよ。

ツイッターでもつぶやいたけど、ドラッグやったミュージシャンの作品を音楽の歴史から削除していったらとんでもないことになりますよ。

というわけで、音楽その他の作品の販売・配信の停止という対応というのは、誰も得しないやり方なんじゃないかな、と。

それはそれ、これはこれ、と分けるうまい方法が見つかるといいんですが。

音楽は世に出たら、ファンのものになるんだよ。

電気グルーヴの音楽に救われた人だってたっくさんいるわけで。

「音楽に罪はない」と坂本さんもおっしゃってますけど、出来上がって発表された創作物というのは、ある意味もう作者の手を離れているんですよね。

それはもう、受け取ったファンの側のものになっている。

心の滋養になっている。

とくに電気グルーヴほどの世界的な評価・人気を得ている音楽グループならば尚更のことです。

それを一方的に

「もう聴いちゃダメー」

(´ε` )

というのはあまりにも乱暴だし、ファンの心情を無視した「大人の事情」的な対応だと思うのです。

もっと言うと、

「ほとぼりさめるまでフタしとこう」

という短絡的なやり方にしか見えない。

電気グルーヴの復活を強く望みます。

私、別に電気グルーヴの熱心なファンというわけではないんですけどね。

(;´∀`)

でも普通に90年代に子供時代を過ごしてきて、テレビで観て好きになって、CDを買ったり、野外フェスに行って生で観たり、それなりに影響を受けてきたグループのひとつです。

電気グルーヴが結成から30年の節目で終わってしまうのはちょっと悲しいな、と思ったので電気グルーヴ擁護的なことを書いてみました。

卓球さんの歌声、また聴きたいし!

アマゾンさん、楽天さん、過去作品の販売再開を期待していますw

(´;ω;`)