こんにちは、バキ子@bakikomanです。
私の大好きな漫画のひとつに
『Papa told me 』という作品があります。
かつてヤング・レディース向けの漫画雑誌『ヤングユー』で
長きに渡って連載していた看板コミックスです。
小説家のお父さんと二人暮らしのおませな小学生「ちせちゃん」を主人公にした一話完結のハートフル・コメディなんですが、これがまた、含蓄のある言葉がたくさん散りばめられている名作なんですよ。
絵も最高にかわいいしね。
暗い気分のときに読むと心がスッと晴れて、ちょっと泣けて、明日への元気が湧いてくる、そんな不思議なコミックスなんです。セラピー代わりになります。
実際、この作品に私は何度も救われてきました。
特に初期の連載は一話一話珠玉のデキで、
読み終えるとセラピーを受けたみたいに心がポジティブになれるんですよね。
一話完結の『Papa told me』には毎回、
様々な不安や悩みを抱えたキャラクターが出てくるんですが、
主に
「都市生活の中で孤独を抱えた人」
「一般的な社会のレールから外れてしまった人」
がよく登場します。
そして、
結婚適齢期の独身女性の
孤独と強さ
というテーマが繰り返し語られます。
これが読んでると真に胸に迫ってきて、
むちゃくちゃ共感の嵐なわけですよ。
(≧◇≦)
今回は『Papa told me 』を通して私が学んだ、
おひとりさまが
さみしい→辛い→死にたい
の悪循環から抜け出す方法
について書いてみたいと思います。
目次
独身の一人暮らしは最高の時間
今は結婚していますが、私もずーっと孤独な独身女子だったわけですよ。
会社で目いっぱい働いて、家に帰って泥のように眠る毎日。
でもそれで十分幸せでした。
休みの日は自分の好きな本や漫画やアニメを摂取したり、買い物に行ったり、友達と旅行に行ったり、ずいぶんと自由を謳歌していました。人生に何も不満なんか無い状態。
20代後半にもなると、正直
恋愛なんてもうめんどくさくてやってられない
し、結婚も別にいいや、一生独身でいいや、とすら思ってましたね。
完全な干物女の出来上がり。
(^_^;)
今でもその時期のことは最高の時間だったな、と思い返すことがあります。
誰にも邪魔されない、完璧な生活スタイルでした。
ときには自信がグラつくこともある
ただ、こういう生活が長く続くと、たまに迷いも生じてくるんですよね。
「こんな自由で気ままな生活続けててバチ当たんないかな・・・・」
「結婚って選択肢も悪くないかなぁ・・・・」
「ていうか、干物生活ってそもそも女としてどうなんだ!?」
とかね。
さらに周りの友人や知人が結婚したり子供産んだりしだすと、だんだんと肩身が狭く思えてきます。自分だけズルをしているような、仲間外れにされているような。
あと、既婚者同士の会話に入れないのがけっこう辛い。
完全に被害妄想なんですけど、
一度考え出すと止まらないんですよねぇ・・・
『Papa told me』はマイノリティ必読の書
そんな時によく励ましてもらったのが、『Papa told me 』。
自分はマイノリティだと感じる人にとっては、勇気をもらえる必読の書です。
例えば11巻に、
EPISODE46『マイ ソリティア』
という回があります。
このエピソードの主人公は、キャリアウーマンの「北原さん」。
『Papa told me 』のレギュラーキャラの一人です。
北原さんは密かに憧れている男性はいるけれど、
リアルにどうにかなりたいと思っているわけではない、
という恋愛には消極的な女性。
会社でバリバリ仕事をして、休日は自分の時間を大いに楽しんでいます。
そんな彼女が無理やりお見合いさせられるというお話です。
そこで北原さんはお見合い相手の男性と話しながら、「結婚」という制度について。いろいろと考察していきます。
北原
「どうして(結婚しないで)一人じゃいけないんでしょ
プレッシャーなんでしょ
考えてみたことありません?」
見合い相手
「別に だって当たり前のことじゃないですか」
北原
「私もよく言われるんです
どうして結婚しないのって
もっと積極的にならなきゃって
素直にそうかなと思う時もありますけど」
北原
「それよりももっと不思議なかんじがしてしまうんです
そういう言葉はどこから来るのかしらって」
・・・・
ほんとにおこがましいですが、
「この人、私と同じこと考えてるよ!」
と思ってしまいました💦
いいとこ突くよね、榛野先生!
『結婚』というシステムをちょっと疑ってみる
どうして結婚しなければいけないの?
結婚って誰かにとって都合のいいシステムってだけなんじゃない?
無言の圧力かけてくんのやめてくんない?
「当たり前の幸せ」
を求める人たちはいてもらって結構だけど、
だったらそれを求めない自由もあるはずよね?
妙齢の「おひとりさま」なら誰でも一度は考えたことありますよね。
私も考えました。
負け惜しみに聞こえるからわざわざ口に出したりはしないけど。
北原さんも、同じことを詩的な言葉で上手に皮肉っていて痛快です。
(^o^)/
北原さんの思考は、私にはとっても筋が通ってるように思えて、共感出来るんですよね。
「結婚」をしなければならないルールなんてどこにもないハズなのに、気が付けば「結婚しないの?」という無言の圧力に誰もが悩まされます。
でもそんなのにかまってられない。自分で「結婚したい」と思わない限りは、そんなふうに周りに流されてプレッシャー感じる必要なんて無いですよ。
このエピソードを読むと、
独身をつらぬいている自分にちょっと自信が持てます。
北原さんの強くたくましいマインドは、
独り身が辛くなった時
にはめちゃくちゃ救いになると思いますよ。
そこらの自己啓発本を読むよりよっぽど説得力があります。
一人でジャムを煮ること
一人で指輪を買うこと
一人で生きてること
でも一人の人をずっと好きでいること
幸せな夢は見るけど
幸せへの野心は持たないこと
カッコイイ・・・・
これって素敵な生き様だと思いません?
私は独身時代、知らず知らずのうちにこの言葉を座右の銘にしていたような気がします。
今でも
「これは人生を楽しく過ごす大事なコツの一つなんじゃないか」
と思っているふしがありますね。
(^o^)/
さみしいって感情は、悪いことじゃない
きわめつけは、主人公「ちせちゃん」のこの言葉。
これ、シンプルなんだけど、とっても胸に響いたんですよね。
だけどぜんぜんわかってくれないんだから
簡単なこと
さみしいことだって
すてきなんだってこと
私には
そのとおり!!!!
(*^▽^*)
「さみしい」って感情はどうしてもマイナスに聞こえますが、
ほんとはそうじゃないと思うんですよ。
さみしいからこそ自分で楽しくしよう、他人に優しくしよう、
というポジティブな心の動きが生まれてくるんです。
うまく言えませんけど、
自分のスキマを埋めようと努力する=能動的に動く=なんか楽しくなってきたぜ!
という感じかしら。
「いつまでも独り身でさみしくないの?」
とか、
「社会に対して責任を果たしていない」
とか、
いろいろ行ってくる輩はいますけど、
うるせえよと。
聞き流しちゃえばいいんですよ。
右から左にね。
だって、そういう風に生きてきたんだもの。
そういう自分に誇りを持っているんだもの。
独り身で「さみしいなぁ」なんて思っている皆さん!
「さみしい」って感情は、
素敵なことなんですよ、たぶん。
そして最もクリエイティブに近い感情だと思います。
「さみしい」をパワーに変える心を養おう
独身女性なら誰もがおちいる
「さみしい→辛い→死にたい」の負のベクトル。
この悪循環からポジティブな自分を取り戻すたった一つの方法。
それは、
「さみしさを楽しむ」
「ひとり遊びを楽しむ」
という心を手に入れることです。
さみしさをパワーに変える。
ポジティブな力に変える。
さみしいのもすてき。
そう思えたら、ヒトとしてとっても強いですよね。
周りに流されない、さみしさすら楽しめる、最強の生命体ですよ
(*^▽^*)
その具体的な方法は個人差があってなかなか一般化できないんですけど、
私のおススメは
とりあえずは
マンガをいっぱい読むことかなっ!
(^o^)/
ぜひ『Papa told me』を読んで、そのへんのマインドを補強してみましょう。
同調圧力なんかに負けないぞ!!
コメント
アラ還婚歴無し喪独女ですけど、そんな気持ちにはなれないですよ。
寂しさと惨めさ、絶望しかないです。
既婚者が孤独を語るな
です
記事を読んでご不快に感じたのでしたら、申し訳ありません。
あなたの孤独は私には計り知れないものなのだと思います。
若輩が失礼しました。
ただ一言申し上げると、既婚者でも孤独な人は孤独です。
孤独を語る資格は既婚者にもあります。
未婚も既婚も関係ありません。
たぶん私が言いたかったのは、どうあがいたって人生は基本的に孤独なんだよな、と思えると少し楽になるのでは?ということです。どうせ孤独なんだから開き直ってどっぷり浸かれる趣味持とうよ、というか。
私は独身時代に、自分を惨めだと感じることはやめました。
後ろを振り向かないように生きていきたいものですw