こんにちは、バキ子@bakikomanです。
今回は格闘漫画
『修羅の門』の主人公・陸奥九十九(むつ・つくも)の
劇中の名セリフを3つセレクトしたのでご紹介!
ちょっとネタバレになってしまいますけど、
心に沁みるいい言葉ばかりなので、引用させていただきます!
未読の方にはぜひ本編も読んで欲しいので、
この記事を読んで気になった方はお手に取ってみてください。
目次
格闘漫画の名作『修羅の門』には名言・金言がたくさん
『修羅の門』をご存じでない方のために、Wikipediaよりざっと引用させて頂きます。
『修羅の門』(しゅらのもん)は、川原正敏による日本の漫画作品。千年に亘り不敗を誇るとされる架空の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九(むつ つくも)を主人公とし、陸奥圓明流が地上最強であることを証明するため、彼が様々な強敵達と戦う様を描く格闘漫画。
つまり、一子相伝の陸奥圓明流という幻の武術の使い手である主人公が、「地上最強」を求めて強いライバル達とひたすら戦い続ける格闘マンガです!
でもほかの格闘漫画と違って、なんというか、あんまり汗臭くないんですよね。
けっこう血みどろの命を懸けた格闘がバンバン続くんですけど、
ちょっと渇いていてクールな雰囲気があるんです。
この独特の作品の空気感が好きなんですよね・・・・
(´▽`)
私が多少なりとも格闘技に興味があるのは、このマンガのお陰ですね。
これを読まなければ女の私が格闘マンガや少年マンガにハマることも無かったでしょう。
格闘漫画における、私の心のベストテン第一位です。
ごちゃごちゃ理屈抜きで面白いしカッコいいし、大好きな漫画なんですが、
主人公の九十九君が、たまに名言を吐くんですよ!
それも相手の主張や要望に対して、合気道のように華麗にサッと返すのです。
『修羅の門』というマンガにはカッコいいセリフが沢山あるんですが、
中でも私が好きなのは、アメリカボクシング編(第三部)における名台詞。
『修羅の門』という作品全体を見渡しても、このボクシング編では、特に九十九の個人的信条やアイデンティティにまつわる発言が多く見受けられるのですね。
作者である川原 正敏 先生の、当時の世相に対するメッセージがガツンとぶち込まれているように感じます。
歌舞伎の見栄かよ!
アメリカ・ボクシング編における陸奥九十九の名台詞3選!
名台詞その1 【九十九 VS 人種差別主義者】
「親父が殺されたのをあ~だこ~だと言ってるが、あんたのオヤジは死ぬまでに何人のヴェトナム人を殺したんだ?戦争で死んだってことは・・・殺し合いをしてきたってことだ。ヴェトナムで死んだのはアメリカ人だけじゃないだろう・・・自分だけが悲劇の主人公って顔には つきあってはいられない。リング上で・・・・拳で語ってくれ・・・・それだけだ」
ちょーん!
カッコいい!!
やべえカッコよすぎ!
昨今、ここまでキレのいい返しのセリフ見かけませんよ。
小学生の私が震えたのもやむなしでしょう!
やはり「修羅の門」アメリカボクシング編の九十九は最高です!
ちなみにこの後、この白人ボクサーは
あっさりと九十九にボコられましたとさ。
(;^ω^)
名台詞その2 【九十九 VS 生意気な金髪娘】
九十九はアメリカ滞在中に様々なアメリカ人と知り合います。
文化の違い、考え方の違いがもちろんあるわけで、一概に九十九が正しいわけではありませんが、ただ日本人としてはなんかスカッとする一場面。
偶然知り合った金髪のお嬢様に、
「日本人はクジラを食べるんでしょ、最低ね」
「クジラやイルカは友達になれるんだから、食べるなんて野蛮よ」
とお決まりのジャパンバッシングを受けた時の返し
「どうせ人間に食われるんだったらクジラになりたいね…
食われるために育てられ…
何もわからないまま友達だと思ってた人間に殺される。
ブタや牛にしてる事の方が残酷だと思うぜ…オレはね。
クジラやイルカは食われたとしてもそれまでは自由に大海を泳いでいたんだ…
捕まったのは力と運が無かったからさ。
オレだったら戦って敗れたい・・・・
ブタや牛と、クジラやイルカとの間に決定的に違うことが一つある。
戦うチャンスすら与えられない者と…戦って敗れることのできる者…
オレにはこの差はでかい…と思うぜ」
ちょーん!
決まった!
完全に決まった!
ぐうの音も出ない金髪娘。
これこそ元祖「ぐぬぬ顔」でしょう!
九十九君は格闘以外でも華麗な返し技で相手をねじ伏せます。
名台詞その3 【九十九 VS 孫の育て方を間違えた大富豪】
とどめはこれだっ!
ちょこっと解説:
この時、九十九は大きな大会「ボクシング王座統一戦」への出場機を失っていて、
危機的な状況でした。
九十九が対戦を望んでいるアリオスという選手と闘うには、
この大会に出場するしかありません。
そこへ、理由はともかく
「ある条件を飲めば、私の力で大会に出してやろう」
と大富豪エドワード・ヒューズからの誘いがあったのです。
普通なら渡りに船で「ありがとうございます!」という場面なんですが・・・・
その大富豪エドワード・ヒューズの出した条件、
「孫娘に心臓の手術を受ける勇気をあたえるために、試合に出てほしい、そして孫娘のために試合に勝つと約束してほしい」
と依頼された時の返し
「やだね・・・・
オレは自分自身のために戦ってるんであって、誰かのためじゃない。
勇気を与える…って事は世の中は はなっから無理なことはないとわからせることか?戦場で誰かを先に歩かせて弾が飛んでこないとわかる事が勇気を得ることか?
(中略)
オレだってアリオスは怖いぜ…
だけど…
怖いと認めることと そこから逃げ出すことはイコールじゃない。
戦うのが怖いなら戦わなくていい…
戦わずに死ぬのが好きなら…
死ねよ Piggy Girl! (子豚ちゃん)
美談が欲しいなら野球選手を選べばいい。
オレはベーブ・ルースじゃないぜ」
ちょーん!
ま・・・・また・・・・
また決まっ・・・・た・・・・
九十九の怒涛の名演説です。
か・・・・かっこええ・・・・
(*‘∀‘)
また出たよ「ぐぬぬ」が!
私はこれを「子豚ちゃん説法」と名付けました。
ちなみにこのとき、九十九は腹が減って気が立ってたらしいです(笑)
この後、いろいろ揉めましたが、完全に九十九の一人勝ち。
大富豪エドワード・ヒューズから試合に出場する権利をもぎ取ります。
というか、ヒューズが九十九の迫力に惚れたんですね、男として。
そして帰り際、あの金髪の孫娘にひと言。
「ああ…一つ言い忘れた…
勇気なんてものは…誰かに与えてもらうもんじゃない…
自分の中からしぼりだすもんだ…
覚えとけ」
ちょーん!
また決まった!
ちょっとカッコよすぎじゃね?
この後、もちろん金髪娘は九十九にべタ惚れ、メロメロになります。
そりゃ惚れるっちゅうねん!
続きはぜひ本編でどうぞ!
いかがでしたでしょうか!
陸奥九十九のカッコよさ、少しでも伝えられたなら幸いです。
こんなイカした返しをする粋な主人公、なかなか居ませんよね。
続きはぜひ本編でお楽しみください!
『修羅の門』アメリカボクシング編は11巻~になります。
こちらは全31巻まとめ買いできます!
続編の第二門もおススメ。
ほかにもカッコいいセリフ・名シーンが多数!
見どころ満載の最高に熱い(そして泣ける)漫画です。
女性にもぜひ読んでほしいですね~
(^-^)
以上、漫画『修羅の門』陸奥九十九の名言3選でしたっ!
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コメント
修羅の門は私も好きですが・・
むしろ、あなたのせりふ回しが面白かったです。「ちょーん」とか。
お褒めの言葉!
ありがとうございます!
(´;ω;`)
修羅の門ファンはみんな仲間ですw
つたないブログですが、お暇な時にまた読んでやってくださいw
僕は海道君が強くなって最後に戦ってくれたので果たせましたよ。嬉しいね。
あと、外伝のふでかげ。面白い。
そして、最近気づいたのですが、流行のなろう系(…実はもう古い?)に感化されたのか、修羅の紋なる、異世界?物が連載されてますよね!単行本派なので、滅茶苦茶楽しみです❤️