スゴイ漫画がはじまりました!
Amazonで偶然見つけて「なんか面白そう」と購入したんですが、
面白すぎてページをめくる手が止まらなかったです。
一部SNSでも話題になっていた
『映像研には手を出すな!』という漫画です!
控えめに言って、クッソ面白い。
アニメ制作に情熱を燃やす女子高生チームが中心のお話です。
アニメや映像制作に興味のある人はとりあえず読んでおくべきかと。
登場人物紹介
<『映像研には手を出すな!』1巻より>
高校に入学したばかりの「浅草さん」はアニメを作りたい情熱は持っているけどまだやったことのない設定マニアの女の子。
(ただし、メカや背景の絵は抜群にうまい)
一人では勇気がなくて始められないので、アニメ研究会に入部しようと思っています。
そんな彼女が出会ったのが読者モデルとして活躍中の美人「水崎さん」。でも彼女、実はアニメが大好きで将来の夢はアニメーター!
(人物画が得意)
<『映像研には手を出すな!』1巻より>
この二人が出会い、共同でアニメを作り始めるところからお話が始まります。
そして、彼女たちを陰で操るプロデューサー的存在の謎のブス(だが美脚)の「金森氏」。間違いなくこの漫画のキーマンです(笑)。
<『映像研には手を出すな!』1巻より>
<『映像研には手を出すな!』1巻より>
何モンなんだコイツ・・・・
どんな知識や能力を持っているのかはまだ不明ですが、とにかく浅草さん達を使って金もうけをしようと企んでいるようです。でも心強い味方。
なんとなくこのトライアングルって、アレを思い出しますね。
初期ガイナックスの伝説の三人。
赤井孝美・・・可愛い人物絵の達人
庵野秀明・・・メカ・背景美術・特撮の達人
山賀博之・・・達人をまとめ上げる監督的存在
(敬省略)
こうしてアニメを作り出した女子高生3人。
彼女たちのアニメは完成するのはいつだ!?
以下続刊中、こうご期待!
アニメ創作の情熱を体感せよ!
<『映像研には手を出すな!』1巻より>
なんていうか、別に技術書的な意味で面白いとかではないんですよ。そういうウンチクや具体的なアニメを作る手法みたいなのも細かく書いてあるんですが、大事なのはそこではない。
私がこの漫画をゲキ押しする一番の理由は、「創作したい」「アニメを作りたい」「仲間と特定の目標に向かって切磋琢磨したい」という情熱が体感できるという点です。
特に10代の若い人にはこの熱量・スピード感はハマるでしょうね!
そして、同じ趣味や知識レベルを持った仲間に出会えた喜びが非常にリアルに描かれていて、凄く楽しそうで眩しいですね。読んでるとニコニコしてきちゃう。
学生時代の私は中途半端なオタク熱しか持ち合わせていなくて、こういう本気のアニメ志望の友達には出会えなかったので羨ましいです。
この漫画を熱心に読んでしまった人って、けっこうそういう人多いんじゃないかな。
アニメが好きな自分の情熱を燃やし尽くせなくてくすぶっているような大人が読むとたまらない漫画です。「アタシもなんかやろう!」ってハッパをかけられている気分になります。
(;・∀・)
クリエイターを描いた漫画は面白い!
こういう、創作する人の情熱や内面を描いたマンガって面白いものが多いですよね。
バトル漫画並みに胸が熱くなります。
大ヒットした『バクマン。』なんかも、アクションシーンなんてひとつも出て来ないのに非常にアツい漫画でしたね。
私のおススメは日本橋ヨヲコのこれ。個人的には普及の名作!
『G戦場ヘブンズドア』はモノローグがいいんですよ。
できればバクマンみたいに長い連載で読みたかったですね・・・・
短い中に内容濃すぎでした。
『映像研には手を出すな!』はここまで重くないしポップに楽しめますが、結構、熱量は近いものが。今後どうなるやら楽しみです。
「創作」の根源的な衝動をストレートに表現
<『映像研には手を出すな!』1巻より>
私の考えた最強の世界。
それを描くために私は絵を描いている
自分の中だけにあるオリジナルの世界を形にしたい。
現実世界に表出したい。
誰かに見てもらいたい。
創作する人間の根源的な衝動が面白おかしく、でもホットに描かれていて好感度高い!素直に感動します。
そこに意味なんかあるのか?お金になるのか?とかそういう余計なこと考えない若い力がマジで愛おしい作品です。これからも連載を追いかけたいですね。
続刊が待ち遠しいです。以上!