こんにちは、「冷たい肉そば」フリークのバキ子です。
山形の「冷たい肉そば」って知ってますか?
山形と言えば長野や島根と並んで、名物のお蕎麦が有名です。
特に、正方形の木枠に入れられた豪快な板そばが有名です。太くて噛み応えのある麺が特徴で、食感と香りの強さに定評があります。ズルズル、というより、ムシャムシャ、と言う表現が似合う名物そば。
山形の板そば イメージ
一方、この板そばとは別に、村山地方の河北町を中心に「冷たい肉そば」を食べる文化があるんですよ。最近ではテレビでも取り上げられることが多くなったので、全国的な知名度も上がってきたみたいですね。
山形の「肉そば」と言われても、見たことない方はピンと来ませんよね。
コレです。
濃厚かつサッパリとした鶏ダシのスープに、キリッとしたほどよい硬さの蕎麦。
トッピングはシンプルに、ネギと親鳥の薄切り肉。
これマジでうまいです。
個人的に、東北のうまいものを選べと言われたらベスト3に入ります。
初めて食べたらたぶん美味しくてびっくりすると思います。
いわゆる普通のかつおダシのお蕎麦とは味が全然違います。
スープが独特で、ベースは甘めの醤油味なんですが、鶏ダシの旨味とほどよい酸味が加わって、ほかの料理ではちょっと味わったことの無い味なんですね。
あと、トッピングの「親鳥の薄切り肉」がコリコリしてクセになるのです。
今回は、久しぶりにこの「冷たい肉そば」を山形市に食べに行ったのでレポートいたします!山形では、もはや夏の定番メニューのひとつですね。
「山形の肉そば屋」を訪問
夏の山形観光に来たらおそらくほぼ100%食べられている「冷たい肉そば」。
私も夏になると、隣県宮城からわざわざ出張って食べに来ます。
これを食べないと夏が来た気がしないんですよね~
山形の村山地方には、これを提供してくれるお蕎麦屋さんが多数存在しますが、今回はこちらのお店にやってきました。比較的新しいお店で、私も初体験。
その名も「山形の肉そば屋」という名前のお店です。
ネット検索に強そうwww
ここは「一寸亭(ちょっとてい)」という山形では有名なお蕎麦屋さんの直営店だそうです。
じゃあたぶん味は間違いないでしょう。
場所はこちら。
閑静な住宅地の中にあり、ちょっとお店の場所が地味というか分かりづらいですが、山形駅から割と近いです。車で12、3分といったところ。
お店はまだ新しくてお洒落な雰囲気。
お昼時に行ったら3組ほど並んでいました。
でもお蕎麦なので、比較的回転は速いんですよね。
経験上、みんなそんなに長居しないで食べたらスッと出ることが多いです。
お店周りもお花とかで綺麗にしていて好印象。
明るい雰囲気で、女性一人でも入りやすいです。
名物「冷たい肉そば」実食。
15分ほど待って入店。
メニューは多彩で、ご飯物やどんぶりもあります。麺の種類も板そばや温かい肉そば、うどんやラーメン等もありますが、夏はやはり「冷たい肉そば」で決まり!
お値段は普通盛りで税込み699円。
おっ、「旅サラダ」来てるんですね・・・・
これは期待大。
メニューにはもう一つの目玉、「肉中華」もあります。
ここであえて「うどん」を食べる人は相当の通ですね・・・・
いつかチャレンジしたい。
はいキタコレ!!!!
(≧◇≦)
どこで食べてもそうですが、実は「冷たい」とは言ってもそんなにキンキンに冷えているわけではありません。あまり冷やすと鶏の油が固まって美味しくないので、適温に留めているそうです。芸が細かいんですよ。そういう心遣いも嬉しいところ。
いただきます!!
ズルッ・・・・
ボリッボリッ・・・・
ムシャムシャ・・・・
(麺は本当にこんな食感)
うんめっ!!!!
私も今まで数々の肉そばを食べ歩いて来ましたが・・・・
ここは間違いなくおススメ!!
太鼓判です。
確かに本店「一寸亭」さんと似ていますが、麺が食べやすくなっているような。本店はもっとゴツゴツしたお蕎麦のはず。スープも洗練されてイマ風な感じがします。
肉そばも味が進化しているんですね・・・・
スープもお蕎麦も極上。
ちょっと七味、もしくは一味唐辛子をかけると一層味が際立ちます。
珠玉の一杯を堪能。
あっという間に完食です。ごちそうさまでした!!
山形に行ったら是非食べてほしい「肉そば」
というわけで山形の「冷たい肉そば」のご紹介でした。
余談ですが、肉そばは味が濃い目なので冷酒に合うそうです。
一杯やりながらゆっくり食べたりすると、ちょっと通っぽいんですって。
お酒好きの人は山形の地酒と一緒に召し上がってみてはいかがでしょう?
山形市内にもたくさんお店がありますが、本場は河北町の谷地というところで、そこはもう肉そばの聖地。数々の名店がしのぎを削っています。
ハマったら食べ歩くのも楽しいですよ(^O^)
以上、夏の山形からお届けしました。