先日、義理の母(夫のお母さん)から、こんな本をプレゼントされました。
「いい本見つけたからあげる!」
とわざわざ注文してくれたんですよ、アマゾンで。
人気イラストレーターであり、絵本作家でもあるヨシタケシンスケさんの『ヨチヨチ父』という本です。けっこう話題作だったので見かけたことはあったのですが、じっくり読んでみると、こいつぁマジ卍。
とっても面白いしちょっと泣ける!
すごく良かった!
これから出産や育児を控えているご家族やお友達がいたら、この本を出産祝い代わりにプレゼントしたら粋なんじゃないかな、と思ったのでご紹介!
目次
新米パパ・ママの「あるある」な日々のエッセイ
基本的には初めての赤ちゃんを迎える新人パパ・ママの「あるある」な日常の一コマを綴ったイラストエッセイなんですが、ひとつひとつのエピソードがリアルすぎるんです。
完全に作者・ヨシタケさんの経験談なんじゃないかと思いますw
特に、赤ちゃんが我が家にやってきた新米パパの「戸惑い」と「正直な胸の内」が赤裸々に語られていて勉強になります。
例えば、赤ちゃんと初対面した時のパパの「あるある」。
ありそうだわw
(;^ω^)
待望の我が子が生まれて「さあ、これから協力してがんばろう」という時に、なんかママばかり思い入れが強くてパパが冷めているように感じること無いですか?
そういう育児に対する「男女の温度差」の正体が、この本で暴かれます。
男親のリアルな心情が分かる!
何と言ってもリアルなのは、この一文。
10ヶ月苦楽を共にして「血のつながり」を実感しているママに対して、パパは最初はどうやっても「赤ちゃんのにわかファン」にしかなれない訳です。
「そりゃトラブルも起きるわ」って話ですよね。
『ヨチヨチ父』より
パパって
赤ちゃんのにわかファン
だったのかよ!!
(;゚Д゚)
でも・・・・そうよね?
こういっちゃなんだけど、
パパは赤ちゃん産んでないしね!?
おっぱいも出ないしね!?
実感も薄いよね!?
そう思えれば、なんか納得。
パパに対する怒りもイライラも収まりそうな気がしてきます。
だって、それはパパのせいじゃない。
男女の性差が自ずとそうさせるんですね。はじめのうち、パパがママよりも赤ちゃんと距離があるのは仕方のないことかもしれません。
私はこれを読んで、パパがちょっと育児に対して淡白で「他人事」に感じられる時があっても許してあげよう、と決意しました。これは自然の摂理なんだと。
いつまでもそれじゃ困るけどね・・・・
子の親なら誰もが感じるおもしろエピソードが満載!
パパダンス
これはパパが「赤ちゃん抱っこ」の練習をしている様子。
通称「パパダンス」。
これはウチの旦那も陰で隠れてやっていました。
微笑ましいですね!
赤ちゃんの爪切り
小さな赤ちゃんの指の爪を切る時のパパの心情。
気分はもう爆弾処理班です。
生か死か・・・・
くらいに緊張が高まるんだとかw
血でも流そうもんならママの怒声が飛んで来ますからね~
(;^ω^)
赤ちゃんのメンテナンス道具の多さ
本体(赤ちゃん)をちゃんと動かすために、
多くのメンテナンス道具が必要だと一目で分かるの図。
(;^ω^)
赤ちゃんとお出かけするには、たくさんの準備物が必要です。
それを男の人はイマイチ分かっていない場合が多くて、ママに叱られるんだとか。
女性の側としては、きちんとメンテの技術を教えてあげて、自分と同じくらい赤ちゃんの世話を一通りできるようになって欲しいですね。理想論かも知れないけど。
それにしてもメンテナンスってwww
新米ママにこそ読んで欲しい本かも知れない
この本、どちらかというと、
新米パパよりも新米ママに読んで欲しい感じもしますね。
「男の人ってこんなふうに感じてるんだ・・・・」
というリアルな「ヨチヨチ父」のサンプルがこの一冊に凝縮されています。
誰もが夢見る、赤ちゃんのいる幸せな家族の風景。
でもその内実、パパはママが思いもよらないことを考えたり感じたりしているようです。
ママが思うほどには子供のことを考えていなかったり。
ママが子育てで忙しくていつの間にか拗ねていたり。
そしてこの本には、そうした時期をくぐり抜けて、少しずつ「父」としての自覚が身に付いて成長していったよ、という体験記的なエピソードも載っています。
そうやって「ヨチヨチ父」はまっとうな「お父さん」になっていくのですね。
ママは子供が生まれた瞬間から否応なしに「お母さん」だけど、男の人は子育てしながらちょっとずつ「父になる」時間が必要なのかも知れませんね!
それを理解してあげて、パパの成長を促す努力もママの勤めなのかも。
子育ては「いいことばかりじゃない」という教訓が学べる
赤ちゃんが来ればみんな幸せ。
なんとなく、子育ての辛い部分には目をつむっていいところばかりに目を向けがちですけど、子育ての渦中にいる人にとっては大変なことのほうが多いに決まってますよ。
現実はそう甘くはない。
だからこそ、こういった育児の現場で叩き上げられてきた先輩たちの声が支えになるんですよね。なんにも知らないで育児の壁にぶつかっていくのと、本を読んで知識や疑似体験があるのとではぜんぜん違います。
私自身もそろそろ出産します。
実はあと1週間で出産予定日だったりします。
これをしっかり読んで、教訓にして、産後の嵐の日々に備えたいと思います。
お義母さん、
ステキなプレゼントありがとうっ!!
身の回りに新米ママ、新米パパがいる方は、この本をプレゼントするときっと喜ばれると思いますよ。ガチでおススメです。