以前ラジオで、漫才コンビ『スピードワゴン』の小沢一敬さんが、『おぎやはぎ』の矢作兼さんにこんなことを言われてハッとした、というエピソードを喋っているのを聞きました。
短いけど、とても含蓄のある話だなぁ、と思ったのでちょっと紹介します。
ある日スピードワゴンの小沢さんが、楽屋で漫才のネタを書いていると、おぎやはぎの矢作さんがやってきて話しかけてきたそうです。
矢作「なにやってんの?」
小沢「いや、漫才のネタ書いてるんですよ」
矢作「あ~、たぶんそのネタ、あんま面白くないよ」
小沢「へ?読んでないのになんでそんなこと分かるんですか?」
矢作「だって小沢君、ニヤニヤしながら書いてないじゃん」
小沢「は?」
矢作「面白いネタが思いついた時って、たいていニヤニヤしながら書いてるよ。そうじゃない時って、たぶん大したネタじゃないの」
メモをとっていたわけではないので、もしかしたら細部は違うかも知れませんが、話の筋はだいたいこういう内容。
これって凄くないですか?
短いエピソードなんですけど、めっちゃ納得感があります。
小沢さんも、言われてズキューン!って感じ入ったそうです。
私もこの話を聞いた時、思わず
「なるほど、そうかも!」
と膝を打ちました。
「ニヤニヤ」出来てるか出来てないかって、漫才のネタに限らず、ありとあらゆる「作業」の一番大事な要素なんじゃないかと思うんですよね。
今回はこの「ニヤニヤ」することの重要性について考えてみました。
目次
「ニヤニヤ」している瞬間、人は幸せを感じている
あなたはどうですか?
趣味や日常の雑用をこなしている時、「ニヤニヤ」出来ていますか?
別に本当に顔がニヤけている必要はないんですけど、作業しながら「楽しい!」と感じられることがあると、人生に大きな楽しみができますよね。それが仕事だったらなお更ハッピー。
人間が快感を感じている時には「ドーパミン」というホルモンが出ているそうですが、これは別名「幸せホルモン」と呼ばれていて、快楽だけでなく、ポジティブな心的状況を作ってやる気や集中力を高めるホルモンでもあるそうです。
例えば会社の接待やクラスの打ち上げでカラオケに行くのと、仲のいい友達同士や好きな人とカラオケに行くのと、どっちがテンション上がりますか?
後者のほうが断然楽しいですよね?
あるいは私のように漫画好きの人なら、追いかけているコミックの新刊が出たら夜も眠れないほど興奮状態で読み耽ったりするじゃないですか。
たぶんこの瞬間、人って幸せを感じているんだと思います。
ドーパミンもドッパドッパ出ていることでしょう。
この「ニヤニヤ」は別に娯楽や遊びに限定されるものでもなくて、作業の対象はなんにでも置き換えられます。
自宅で作る手料理でもいいし、
(ヤベェ超おいしい餃子作っちゃった!アタシって天才?)
洗濯物のアイロンがけをしている時でもいいし、
(シワ一つなく完璧に仕上げられた!超気持ちいい!)
愛猫の撮影会をしている時でもいいでしょう。
(ああん、ウチのトラちゃんなんでこんなに可愛いの!?パシャリ★)
要は自分が興味を持って追求し続けられるものであれば、なんでもいいんだと思うんです。
この「楽しんでやれる」ことを少しずつ増やしていくのが、人生の醍醐味なのかなぁ、なんて最近考えはじめています。
うまいこと自分なりの「楽しみ方」を見つけられるかどうかがカギなんですけどねぇ。
(;´・ω・)
ニヤニヤ作業するにはどうすればいいのか
私はブロガーなので「書くこと」を例に話を続けますが、ちまちまとブログを書きながら、ふと自分を振り返ってみたんですよ。
自分は今、ニヤニヤ出来ているだろうか?
答えはイエスでもあり、ノーでもあります。
楽しんで書けている記事もあれば、ちょっと乗らないな、と感じながら書いている記事もあります。後者の時は、後で読み返すとやっぱり文章のノリも悪いです。
この違いは何なのでしょう?
それは、
自身を持って書けているかいないか
ではないかと。
自信を持って書けていないのはどうしてでしょう?
知識が中途半端で、自分の中で論旨が固まっていないから。
逆に、自分が楽しんで書けている記事というのは、自分がある程度、確信があって見識があるものが多いです。
例を揚げれば実体験をテーマにした記事などは、特に迷うことはないですよね。
なにしろ経験談だから。
こういう記事は、やはりササッと書いてしまえるし生産性も高く量産可能。
面白いポイントを思いつけさえすれば、
自然と自分の顔もニヤニヤしています。
そうすると・・・・
作業効率を考えれば、いろんな面白い体験を記事にした方が早いかも知れませんね。
(*^▽^*)
楽しんで作業するには基礎的な理解が不可欠
文章を書くことを例にして話を続けます。
「楽しんで書く」ことの一つの有効な手段として、もっと知識を深めて書くべきだ、というのが私なりの結論。
イマ風に言うと、インプットをしっかり固めてから書こう、という感じ。
基礎が無いから、つまづいた時にどうしていいか分からないんですよね。
個人ブログの場合、見切り発車で勢いで書くのも大事ですが(最初はそういう記事のほうが人気があったりします)、じっくり理解を深めて内容のある記事も書いていかないと、薄っぺらい記事ばっかりになってしまいそう。
じっくり知識を身につけてから書くということは、突き詰めれば一記事ごとの精度を上げる、ということにも繋がっていきます。グーグルさん的にもカモンなわけですよ。
書いているテーマについての知識や理解度が深まれば、その分、自信を持ってスラスラと書くことが出来るようになります。スラスラと書けない、ということは、その内容に関する理解度(自分なりの納得感)が十分ではないからなんですよね。
そりゃ筆も進まないよ。理解してないんだもん。
(;^ω^)
「これについて書きたい!」という気持ちはあっても、知識と技術が足りない時に起こる状況ですね。ブログ経験者なら、けっこう「あるある」だと思いますがw
関連記事:
雑記ブロガーのジレンマを図解。あなたがブログ記事を書けない原因、コレじゃない?
ニヤニヤ作業できている時の生産性の高さは異常
どなたでも経験があると思いますが、楽しんで作業していると時間が経つのがあっという間ですよね。逆に、嫌々やっている作業というのはどうしても長く感じられて苦痛です。
また、楽しんで作業すると、どんどん作業効率が上がる、というのも経験がある方が多いのではないでしょうか。
例えば私は料理が趣味の一つ(下手だけど好き)なのですが、おかげで毎日の食事の支度がまったく苦になりません。時間もそれほどかけずに簡単な料理をパッと作ってしまいますし、作業自体も楽しいので時間もあっという間に過ぎてしまいます。
周りの友人や知り合いの奥さんに話を聞くと、みんな結構、毎日の手料理が億劫で仕方ないみたいなんですよね・・・・
私は逆に部屋の掃除なんかはあまり好きじゃなくて、あんまり楽しめていません。ていうか苦痛ですw
前述の法則に則れば、たぶん、私がまだ楽しみ方を知らないんでしょうね。なんとか楽しむコツを見つけたいと思います。
(;´・ω・)
こういった「楽しめる」「楽しめない」境目には、前述したドーパミンとセロトニンという体内物質が有効に分泌されているかが関係しているようです。
もちろん一番大事なのはさっきも述べたように「自信を持ってポジティブにことにのぞむ」ことだと思います。これには自分自身の心の持ちようが何より肝心です。
ただ、それらの体内物質が分泌されやすいように促してくれる食物というのもあるようです。
「幸せホルモン」の分泌を助ける食材
好きなこと、楽しいことをしている時に分泌されている「幸せホルモン」ドーパミンが出やすくなる食品で有名なのは、魚のカツオやマグロ、ヨーグルト、それにレンズ豆など。
整腸作用があったり、必須アミノ酸を多く含んでいる食品が多いんですね。
特にヨーグルトとレンズ豆は、世界五大健康食品にも入っている栄養満点の食材として注目を集めています。
『たっぷく本舗』のムクナ豆もレンズ豆に似た栄養素を持ってるそうで、毎日の活力がなかなか出ない人、日頃からうつ気味の人に効果があるようです。
もう一つの「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンを増やすのも、楽しく作業するマインドの一助になると思います。カイテキオリゴ は上質なオリゴ糖をふんだんに含んだ健康食品で、まず腸内の善玉菌を増やして環境を整え、セロトニンを分泌しやすくする効き目抜群のようですね。
セロトニンの適度な分泌は、うつ症状の緩和にも効果的だということなので、気になる方は試してみてもいいかも知れません。
ニヤニヤ作業できる自分を目指そう
おぎやはぎ・矢作さんのなにげない名言「漫才のネタはニヤニヤしながら書けなきゃ面白くない」からインスピレーションを受けて、ポジティブに作業する、楽しんで作業することの重要性を考えてみました。
作業中に思わずニヤついてしまうって、
考えてみればとっても幸せそうな姿ですよね。
(ちょっとキモイけど)
それだけ没頭出来ているってことでもありますし、
楽しく生きている証でもあります。
ついでに生産性も高まるとなれば、いいことづくめですよ。
なにより楽しんで作業していると、長続きします。
イヤイヤ作業していると、辞めたくなったらフワッと辞めちゃいますからね。
私の場合は長くブログを続けられるように(そして掃除を好きになれるように)、楽しんで作業できる自分を早く獲得したいと思います。
以上、ちょっと真面目なお話を長々と展開してみました!
お読みいただきありがとうございました。
(^O^)/
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