皆さんは成功したいですか?
「成功」とひと口に言ってもいろいろな対象がありますよね。仕事やイベント、学校の成績、試験、スポーツの試合、人間関係・・・・どんなことにでも成功と失敗はあります。
恋愛においては「好きな人のハートを射止める」ことも成功と呼べそうですね。
私は主に会社の仕事を通して成功体験を積んできました。売買契約成立やプロジェクトの立ち上げ、クロージング、組織の人的配置の立案など、短期的なものから長期的なものまでさまざまです。
もちろん失敗したことも沢山ありますし、たいていの場合、周りに助けられながらどうにか乗り切ってきたというのが本音なのですが。
(;^ω^)
そして、それらの仕事を通じてハッと気づいたことがありました。
「これってロジックで説明つくかも・・・・」
ある日、そう思ったのです。
何かを成功へ導く、成し遂げるというプロセスには、明らかに共通する要素があるし、コツがある。
これを言語化できれば役に立つんじゃないだろうか・・・・
自分自身の「成長」もそうです。
ただ漠然と問題集をこなしていても、テストの成績は上がらないですよね?
「あ、この問題はあの公式(コツ)を使えば解ける!」という経験則を反復練習で身に着けるために、問題集をやるのです。
社会に出てからの仕事も同様です。
コツを無視した業績アップなど、あまり価値はありません。
だってようするに行き当たりばったりってことじゃないですか。
なぜうまくいったのか、根拠がないですよね?
根拠が無ければ単なるラッキーに過ぎませんし、次は無いです。
ロジックはそれ単体ではただのロジック(仮)ですが、実行に移して想定通りの結果が出たとき、「実績のあるロジック」になります。この「実績のあるロジック」を磨き上げ、「必勝パターン」さえ導き出せれば、普遍的な「型」と呼べるのではないかと思うのです。
それは「自分を成長させる秘訣」と言っても過言ではない。
今回はその「自分を成長させる必勝パターン」をまとめてみたいと思います。
個人で実践できる、以下の3つのコツです。
①「達成可能な目標を持て」
目標がはっきり見えていないまま、努力するのは苦しいです。
まず、はっきりとした目標を持ちましょう。
はじめは小さな目標でいいのです。達成が容易な目標を、
スケジュールにポンポン書いていきましょう。
例えば仕事で営業のアポ取りをするとします。
目標をわざと低めに設定します。
一日2件取れれば、自分的には「合格」とします。
・・・・実際やってみると、午前中のうちに2件のアポは取れました。
目標達成です!
でも、まだお昼前です。まだ時間はある。
目標が達成できて、心にも余裕があります。
すると自然とこう思うのです。
「よし、プラスアルファ、もう一件取りに行くか!」
・・・・結局、その日は8件もアポをとれました。
これは私の実体験です。
最初から、自分にとって達成が難しそうな高い目標を持つと、人間はそこにたどり着けない自分を恥じ、責めます。そしてそんな自分をちょっと嫌いになってしまいます。
怖いのはここです。自分を「ちょっと嫌いになる」こと。
別の言葉でいいましょう。
自信を無くす、ということです。
自分で決めた目標を越えられなくて自信を無くしていては、本末転倒ですよね。
一方、目標を低く持ち、それを一つずつ確実に達成する・・・・その感覚を得た人は、徐々に目標のハードルを上げていけるのです。
この能力には個人差はありますが、やり方さえ間違わなければ結果は誰でも得られます。自分の力を過信せず、低めの目標設定をしましょう。
最初から高い目標を達成できるのは、一部の優秀な人間だけです。
たいていの人は低めの目標からはじめ、自分の力と相談しながら、徐々に積み上げていく方式のほうがいいでしょう。
②「自分をゲームのキャラだと思え」
これ、おススメの考え方です。
ですがキャラが成長するゲームをまったくやらない、という方は、すみませんが読み飛ばしてください。たぶん感覚がわからないでしょうから(笑)
この視点を獲得すると、割と多方面に応用がききます。部活・受験勉強・就活・仕事・・・・様々なことに立ち向かう姿勢が身につきます。
一言でいえば「客観性」を持つということなのですが、
そんなこと言われてもピンと来ませんよね?
そこでこう思えばいいのです。
「私はまだ、レベル1のピカチュウなのだ」と。
『信長の野望』のファンならばこう考えればいいのです。
「俺はまだ、桶狭間の合戦前の信長軍なのだ」と。
あるいは
「亀仙人の修行を受ける前の孫悟空」
でも構いません。
私はまだまだレベル1のひよっこ。
けれど、努力次第ではレベルアップも不可能ではないのです!
だってゲームなんですから。
そう思えば毎日の努力もそれほど嫌なものではなくなります。
だってレベル上げたいじゃないですか。
そのゲーム、クリアしたいですよね?
自分の人生をゲームに置き換えると、日々の苦労は精神的にだいぶ軽減されます。
「今日は正直、きつかった・・・・でも、経験値100は上がったな・・・・」
「よし、明日はあえて難問に挑んで、EXP大量ゲットだ!」
受験勉強も資格試験も、こんな風に考えましょう。
これを持続するのです。
3か月くらいはこういった考え方で暮らしてみるのです。
そのうち実力がついて、自分の成長を実感できるようになります。
「あれ、私・・・・強くなってる・・・・?」
「オラにこんな力が・・・・!」
こんな風に考えられるようになれば合格です。
そのうちに自分で、レベルアップの予定表や折れ線グラフを作ってみましょう。さらに自分の成長が楽しみになること請け合いです。
要は、日々自分の成長を観測し、それを楽しむ、というマインドですね。
ちょっとずつでも成長を実感できれば、やる気も継続します。
③「危機感を持て」
ここでいう「危機感」には2種類あります。
締め切りを設定しよう
1つ目は、短期的な危機感です。具体的に言いましょう。
それは「締め切り」です。
「いつまでにこの単語群を覚えなくちゃいけない」
「いつまでにこれらのタスクをこなさなくちゃいけない」
「いつまでにプレゼンの資料を書きあげなくちゃいけない」
重要なワードは「いつまでに」です。
これを設けなければ人はなかなか動きません。
ポイントは、締め切りを守れなければ、自分にとってマイナスなことが起こる状況にしておくことです。
怒られる、みんなに迷惑がかかる、恥をかく、給料を引かれる、ペナルティが課せられる・・・・
なんでもいいのですが、締め切りを守れなければ、自分にとって良からぬことが起こる環境に身を置くのです。そうすることで、「なんとか間に合わせよう」という心理が自然に発生します。
締め切りを守るために、人は一時的にせよ集中力を発揮し出します。
これを日々繰り返すことで、努力するルーチンが出来上がっていくのです。
将来の不安をエネルギーにする
2つ目は、長期的な危機感。
(これは辛辣な話なので、大人の人だけ読んでください)
例えばあなたが小さな会社の社員だとしましょう。
今、日本は技術革新が目覚ましいのと反比例して消費がどんどん落ち込んでいます。消費が落ちると経済が失速し、手をこまねいている企業はバタバタと倒産していきます。技術革新に取り残された会社も同様です。
・・・・
・・・・
あなたの会社、大丈夫ですか?
5年後10年後、その会社、まだ稼げていますか?
倒産して路頭に迷っている自分を想像してみましょう。
さらに家族もいるとなったら、目も当てられません。
・・・・そう考えると、何か行動を起こさないと、という気持ちが湧いてきます。
資格を取る、新たな技能を習得する、転職して新しい会社に飛び込む、ビジネスをはじめる・・・・
選択肢は様々ですが、とにかく何かをはじめてみましょう。
未来をなるべく具体的に見通して、現在の自分のやるべきことを意識するのです。
なにか新しいことをはじめるには、それなりの理由が必要です。
未来への不安=長期的な「危機感」は、その最たるものです。
まとめ
人間は弱い生き物です。
何かに追い立てられなければ本気になれません。
何かに縛られなければ能力を発揮できません。
その人間本来の習性を利用しない手はありませんよ。
ここに書いた事柄には、
まずは自分を「型にはめる」という共通点があります。
今っぽく言うと「フレームワーク」ですね。
ぜひ、自分をこれらの「型にはめて」みてください。
我流でなんでもうまくいくほど世の中は甘くないです。
成功の方程式は(ある程度までなら)確実にあります。
まれに何にも縛られずにスイスイと努力を続けられる人がいますが、彼らは特別な存在です。
ナチュラルなまま、努力し続けられる人、それを世間では「天才」というのです。
それは私でもなければ、おそらくあなたでもありません。
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