【名言】島田紳助から学ぶパクリのテクニックとは?『紳竜の研究』より

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元お笑い芸人の島田紳助さんの名言をひとつご紹介。

有名なエピソードなのでご存知の方もいるかも知れませんが。

僕は世に出るためにいっぱいコピーしました。

原型はB&Bの洋七さんです。洋七さんをパクリました。

スゲェ、この人!と思ってん。

(中略)

いっつも一緒におってん。「パクったろ」思って。

「どうしてんねやろ」って。

「どういうメカニズムや、パクったろ!」って。

出典はこちら。

島田紳助がNSCで行った伝説の授業が収められている貴重なDVDです。

漫才コンビ・紳助竜介のヒストリーも収録されています。

島田紳助さんと言えば、かつて「しゃべりの化け物」とも評されたお笑い界のスーパースター。とめどなく繰り出される話術は、聴くものの耳をとらえて離しません。

天才肌というか、才能のカタマリみたいなイメージですよね。

でもあんな天才でも、何も努力しないで成功した、というわけではなくて、いろんな先人から死に物狂いで技術を吸収していたようです。隠れたところで相応の努力をしていたんですね。

ここで紳助さんが「パクった」と言っているのは、B&Bの漫才の形式や、島田洋七さんの話術の仕組み(システム)のことで、ネタそのものではありません。

誰も教えてくれない「型」を盗んで模倣して、

自分流にアレンジしていった、ということですね。

パクる」と聞くとどうしても悪いイメージや卑怯なイメージがあります。

でも私たちも常日頃から、誰かから影響を受けて「パクって」ますよね?

細かいことを言えば「話し方」や「ファッション」、ものの考え方、仕事の進め方に至るまで、コピー・模倣は、実は私たちの生活にとても身近な行為です。

模倣する、コピーする技術というのは、新しい自分になるためのとても基本の行為だと思います。それなくしては人は向上しないんじゃないか、とすら思うくらい。

これは、あらゆる場面で応用できそうな、すごく大事なこと。

仕事、芸事、スポーツなどはもちろんのこと、人間関係を円滑にするテクニックなんかでも使えそうなので、ちょっと細かく追及してみたいと思います。




オリジナリティは後からついてくる

職人さんや武道家、それに芸人さんの世界でよく使われる言葉に「守・破・離」というのがありますが、上記の「パクる」というのは、はじめの「守」に当たります。

きっちりマンツーマンで教えてくれる優しい師匠がいれば別ですが、現実問題としてなかなかそんなお人よしの先生はいませんよね。漫才などの最先端の分野であればなおさらです。

だから盗むわけです。

まだ「型」が身に付いていないので、サル真似でいい。

そっくりそのままをトレースできるまで練習することが大事。

「自分なりのオリジナリティ」なんてものは、この段階ではまだ必要ないのです。

それに、オリジナリティというのは放っておいても勝手に滲み出てくるものなので、深く考えずにまずはしっかり「パクる」ことに専念したほうが効率がいいでしょう。

 パクるなら成功している人をお手本に

ここで大事なのは、パクるなら成功している人にしましょう、ということ。

どんなに自分が好きでも、成功していない人をいくら真似ても意味はありません。

どんな業界でも必ず第一人者というか、支持されている少数のトップ選手がいるはずです。まずはその人たちの挙動やテクニックをしっかり観察し、「見て盗む」ことが大事なのだと思います。

特にスポーツや芸事の世界だと、この「見て盗む」技術は必須です。

まずはすでに結果を出している人、多くの人に支持されている人の方法論をじっくり観察し、実際に真似してみて、体に沁み込ませることに専念すべきです。

「この人みたいになりたい」と思えるかどうかがカギ

パクリのテクニックというのは、「この人みたいになりたい!」と切実に思えるかどうかにかかっています。

「この人のここが好きだな、よーし真似しよ~」

「この人のこの技術欲しいな。よーし盗むぞ~」

こう思えるかどうか。

そして何度も繰り返し反復練習する。

そっくりそのまま出来るまで続ける。

ここで妥協せずにきっちり「パクる」ことが出来るのは、たぶんコピー(模倣)の才能がある人です。

考えてみれば、これはビジネスの世界でよく語られる「PDCAサイクルを回す」というのとほとんど同じ要領ですね。表現の仕方は違うけど、やることは同じです。

PDCAサイクル
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)

私も含め、たいていの人はここで飽きたりして脱落しますけどねw

(≧◇≦)

日々「パクるぞ、盗むぞ」と意識すること

これ、口で言うのは簡単ですが、実践するのはなかなか容易ではありません。

ずーっとそういう貪欲な姿勢でい続けるのは凡人にはキツイ。

でもそれだと何も変わりませんよね。

思うに、ここが第一人者になれるかなれないかの境目ではないかと思います。

言ってみれば「才能」の境界線。

この境目にあるのは常日頃から「何かを吸収しよう」「今の自分より成長しよう」と思っているかどうか、ですね。

当たり前の話ですが、今の自分に満足している人はそれ以上成長しませんし、新たなチャレンジもしません。それはそれで一つの生き方なのでいいのですが、何かの技術を習得しようと本気で思っているなら、考え方を根底から変えていくべきでしょう。

(って自分に言い聞かせてますw)

つまり、持って生まれた資質というよりも、意識の問題、今風に言えば正しいマインドセットができるかどうか、がカギになってくるのだと思います。

島田紳助の名言・金言に触れよう

かえすがえすも島田紳助さんは凄いタレントさんでしたね。

もう芸能界を引退しまったので残念です。

あのマシンガンのような話芸はもう二度と見れないのかぁ・・・・

(>_<)

でも、紳助さんの残したエピソードや名言の中から、私たちが学ぶべきことはまだまだたくさんあると思います。

ダウンタウンの松本人志さんとの共著・『哲学』に、そのコアなエッセンスが分かりやすく語られているので読んでいない方は是非。

できれば若いうちに読むべき名ゼリフがてんこ盛りです。

もっと多くの金言・人生哲学に触れたければこちらがおすすめ。

読んでいると「自分にもなにか出来そう!」と思えて勇気が湧いてきます。

ビジネス的な視点からの名著も多数あり。

前述の「守破離」の「守」を実例を踏まえて分かりやすく解説してくれます。

比喩や例え話が絶妙で、純粋な「読み物」としてもめちゃくちゃ面白いですw

ほんと多才な人だな~・・・・

以上、島田紳助さんの名言の紹介でした!