挨拶ってなぜ必要?「おはようございます」の具体的メリット

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働くみんなの合言葉・日々の挨拶のメリットを考えます。

挨拶、とくにその日の朝いちばんの「おはようございます」

学生・社会人に関係無く、

スゲー重要です。

けれど、若い頃はあまりそこをマジメに捉えない傾向があります。

なるべくクールでいたいというか、

「頑張ってる感」全開だとカッコ悪く感じるんですよね。

「挨拶ってべつに必要無くね?」

と思っている方もいるでしょう。

私自身もそうでした。

「なんで元気な声で言わなきゃいけないの?」

「あたしそういうキャラじゃないし・・・・」

そう思っていたのです。その結果、ボソッと

「ぉはやざまーす」

みたいなおざなりな挨拶をしていた時期もありました。

とりあえずマナーだから言っとけって感まる出し。

でもほんとに、それでいいと思っていました。

挨拶なんかテキトーでいいじゃん、ほかにもっと大事なことあるじゃん、と。

でも、間違ってました。30を過ぎた今なら分かる。




あいさつはなぜ大事なのか、という問い

挨拶がなぜ重要なのか?

具体的にビシッと教えてくれる大人は、残念ながら私の周りにはいませんでした。

そこで僭越ながら私めがこっそりお教えしましょう!

まず結論を言います。

人間関係や仕事で

さらなる上を目指すなら、

きちんと挨拶しましょう。

なぜか?

単純な話です。

挨拶はチャンスを掴む確率を上げるからです。

いちばん単純な自分アピールなのです。

そう言ったところでピンと来ませんよね。

では基本中の基本である「おはようございます」の

具体的な効能を見てみたいと思います。

挨拶はその日の自分の印象を決めてしまう

人は会社で仕事をし(学校に行き)、家に帰り、いったん人間関係を軽くリセットしてまたあくる日を迎えます。ほんの微々たる変化ですが、一晩経つと人との距離・印象は前日よりもデフォルトに近づくのです。

つまり、前の日の自分の印象がどんなに悪くても、一度ゼロに近くなる。

いい印象も、悪い印象も、一歩後退します。

例えば前日、課長にこっぴどく怒られた、朝。

課長と会うのやだな・・・・顔見たくねぇな・・・・

そう思いながらとぼとぼ出社。

すると、あ!課長が廊下の向こうから歩いてくるっ!

どうする俺!どうするよ!!

そこで迷っていてはだめです。

勇気を出して間髪入れず言いましょう。

「課長おはようございます!」

と。

課長はどう反応しましたか?

A: 微笑みながら「お、なんだ元気だな、今日は」

でしょうか?

B: 顔をゆがめて「なんだよ朝からウルセーよ・・・・」

でしょうか?

あなたの課長はどっちでしょう?

でも気にしないでください。

いーんです。

どっちでもいーんです!

あなたの課長は、昨日さんざん怒鳴ったけれど、

一晩を経てあなたへの怒りはすこーし冷めています。

なんなら「ちょっと言い過ぎたかな・・・・」

と反省している可能性が大です。

あなたの元気な挨拶を受けた、A・B両課長の心境はこうです。

A課長 

→(俺のこと避けるかと思ったけど大丈夫そうだなぁ。意外と根性あるじゃんか)

B課長 

→(露骨に挨拶してご機嫌取りかぁ?ま、俺、嫌われてはいないみたいだな)

分かりますでしょうか?

なんにもマイナスなこと無いんです!

課長は絶対に、あなたを昨日以上にマイナスには見ません。

あなたに必要なのは勇気です。思いきって声をかけるハート。

これさえあれば上司との気まずい空気もきれいに払拭。

元気な「おはようございます!」はそのプロローグの役割を果たすのです。

運が良ければ、その一言をきっかけに、上司はあなたを見直すかもしれません。

逆にぼそぼそ挨拶したり、暗い顔で通り過ぎたりしたらどうでしょう。

あなたが課長の立場だったら、どうでしょう?

自分に怒られてコソコソ逃げ回る部下をどう思いますか?

昨日のマイナスなイメージが増幅すること請け合いです。

×マイナス5くらいです。

わざわざ、これ以上嫌われなくてもいいと思いませんか?

覚えておいてください。

大事なのは「今日」の印象なのです。

挨拶は自分にリズムをつける

元気な挨拶は、自分の体へのメリットもあります。

「カラ元気」という言葉がありますが、あまり気分が乗らない日にわざと元気に明るく振る舞っていると、いつのまにか本当に心が元気になっている、ということは多々あります。

発する言葉が後から自分を補完するわけですね。

まずは形から入って無理やり「元気な自分」を演出し、心を身体に馴染ませるのです。

朝一発目の「おはよう!」は、そういう意味で、自分に弾みをつけることができます。

暗~い「おはよ・・・・」では、この効能は生まれません。

営業職で日々クライアントまわりをしている人は、この効能を体で知っています。

体育会系の部活動をやっている人たちもそうですね。

あれは意味も無く「オラァー1年、声出せやゴルァ!」

といっているわけではないのです。

元気な声を出すと、体が躍動的になり、エネルギッシュになる。

その効果を狙っているのです。

一度そのリズムに乗れれば、その一日、「元気な自分」で過ごすことができます。

「元気な自分」は周囲からは魅力的に見えています。

ビジネス的にも人脈を広げる第一歩なのです。

活力が高まっているので、もちろん勉強や仕事の効率もいいですよね。

元気なあいさつはプラスにしか働かない

以上のように、元気な「おはようございます!」は周囲にも自分にも良い影響を与えます。

まあでも、あまり無理してもアレですよね。毎日100%の力でやると疲れちゃいますから、80%くらいの挨拶を日々続けていきましょう。

何度も言うようですが、元気な挨拶はマイナスに働くことはほぼありません。

仮にマイナスに働いたとしたら、それは挨拶の仕方(テクニック)がよっぽど下手だから。「笑顔で、フレンドリーに、腹から声を出す」が挨拶の基本です。

毎朝、ちょっとだけ意識して挨拶の仕方を研究するのもアリだと思います。

以上、かいつまんで論じてみましたが、いかがでしょうか?

学校の先生や会社の先輩が「ちゃんと挨拶しろ!」というのにはそれなりの理由があるのです。みんな、あなたに魅力的になってほしいだけなのです。

誰にも悪い影響はありません。是非勇気を出してチャレンジしてください。

心と体の相関関係を意識して、自分をうまくコントロールしましょう。

あとは「恥ずかしい」というカラをやぶって実践あるのみです!

以上!

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